博雅のもとを夜な夜な訪れる異國の美しい女性。語れども聲は聞こえず、哀しい眼で見つめ、翌朝には、殘り香とともに消えるその女が気になった博雅は、晴明に相談する。晴明は、帝より博雅が賜ったという、吉備真?zhèn)浃皮瑜瓿证翈ⅳ盲恳簸韦胜椁膛盲伺d味を惹かれる。果たして女性の正體は?「月琴姫」など全九篇を収録。