ご覧頂きありがとうございます。YAMAHAリバースカセットデッキ 「KX-R100」です。
電源コードから1989年製、ほぼ同時期の「KX-R700」と操作?表示部?dbx以外は同じです。
本機はこれまでのデザインを踏襲せずアプローチが全く異なります。
「KX-R100J」と言うブラック色モデルが存在しますが「J」は恐らく日本語表記の「J」かと
思います。操作パネル部が全て日本語表記だからです。家電ルートで販売していたか定かでは
有りませんが詳細は不明です。

※詳細寫真をGoogleドライブ內(nèi)で確認出來ます。説明文最後のリンク先で是非ご確認下さい。

久しぶりに「KX-R100」をメンテナンスしました。このモデルの注意箇所は??

① 電動ドア用ベルト溶解
② キャプスタンベルト溶解
③ LCD透過用バックランプ切れ
④ 電解コンデンサ液漏れ
⑤ 操作パネルタクトスイッチ接觸不良
⑥ メカベースキャプスタンマウント樹脂部クラック

が有ります。特に⑥は要注意です。
電解コンデンサ液漏れは目視と抜き打ちで取外し確認を行います。特に電源側(cè)は念入りに行います。
本機は特に問題御座いませんでしたが時計回路內(nèi)蔵モデルに付きコンセントを抜かない限り
機器內(nèi)は常時通電となります。故に部品劣化が進行します。
入手された場合はお手數(shù)でも使用後は電源コンセントを抜いて延命をお願い致します。

問題は⑥です。本機はREV側(cè)が見事に破斷しておりました。FWD側(cè)もぐらつきが有りました。
これを処置しないとワウフラッターが到底治まりません。また、ピンチローラー押圧が
常に一定では無い為、最悪テープが蛇行し巻き込みます。
基本的に接著剤等は使用出來ないので毎度の樹脂溶解処置を行います。
裏表に樹脂成型が有りFWD?REV側(cè)ともクラック箇所へ半田ごてで樹脂を溶かしながら
流し込みクラック箇所を固めます。この際にキャプスタンがピンチローラーに対し水平に
なる様に調(diào)整しながら整えます。ちなみに樹脂色が黒色なので手許を明るくしないと
クラック箇所が判別し辛いです。
破斷部はキャプスタンベルトの作用で正面から見ると左側(cè)へ引っ張られます。
もう一つはピンチローラーの押圧で上方向へ力が加わります。
この點を鑑み組上げ前にキャプスタンホイールでぐらつきが無いか手で押して必ず
確認が必要です。ぐらつきが有る場合はクラック箇所が未だ殘っています。
組上げ後にキャビネットまで取付し通電定溫狀態(tài)で數(shù)日間再生し異常無しを確認し
完了となります。
LCD透過用バックランプは回路実測で「8V」ですが電流値が異なると見難くなります。

このメカは動作音が非常に靜かで便利な機能で高速巻戻し?早送りが付いています。
音質(zhì)は「アモルファスヘッド」搭載でいわゆるキラキラ音が強い感じですが同じ
「KX-R700」を比較すると若干、控えめな所も有ります。

欠點は視認性が悪く文字も小さくてYAMAHAらしからぬデザインです。
慣れれば問題無いと思いますが日本語表記のブラックモデルの方が文字が大きいです。
これも個性ですから何とも言えませんが???。

整備箇所は

① キャプスタン?ドアローディングベルト交換
② LCD透過用バックランプ交換
③ メカベースキャプスタン破斷部補修
④ ドアパネル右フック破斷補修

の4カ所です。④は組上げ最後で気付き現(xiàn)在はしっかりとマウントされています。

録音?再生、早送り?巻き戻し、リバースループテストなど全て問題無く
使用可能です。ボリュームはヘッドフォンのみでガリも無く快適に動作します。
テープ再生速度、アジマス調(diào)整も実施済です。尚、使用ロック剤は透明です。
當然ですがヘッド消磁も実施済です。

録音?再生テストはCD音源としてVictor XL-Z531にて「SONY CDixⅡ 」 64分テープに
録音し再生及び複數(shù)のミュージックテープにて再生テスト致しております。
リバースループテストは今現(xiàn)在も実施中です。

尚、エージング中に不具合が発生した場合は止むを得ずオークションを終了させて頂く
場合がございます。予めご了承下さいませ。

外観ですが左側(cè)面に打痕キズが有ります。正面からは判りませんが側(cè)面からははっきりと
確認出來ます。キャビネット自體も経年劣化で小さなキズが有ります。
フロントパネルは極綺麗です。とは言え使用感が有り発売から36年近く経過した製品です。
見え方には個人差がございます。必ず寫真をご確認下さい。

発送は「ゆうパックおてがる版」でサイズが「120」の予定です。
落札頂いた後に梱包前チェック(総合動作テスト)を行います。発送まで3~5日、頂戴する事を
予めご了承下さい。また、ご質(zhì)問には隨時、お答え致しますが仕事の関係上、タイムラグが発生する事も
重ねてご了承下さい。

長文、お付き合い頂きありがとうございました。宜しくご検討の程、お願い致します。


(詳細寫真URL)
https://drive.google.com/drive/folders/1j0bdDAxRmsirK126BUzHYLZYfgqnuZx1?usp=sharing