※帯は付いておりません。商品説明の一助としてご參照ください。
2006年、クラシック?レコード界を震撼させた衝撃の録音、カイルベルトの『指環(huán)』に続編が!
史上初の『リング』ステレオ録音が録音から50年の年月を経て2006年に発売されるやいなや、世界の媒體で驚愕と共に紹介され、『ジークフリート』はグラモフォン?アワード(Historic Archive部門)を受賞、日本では『神々のたそがれ』がレコード?アカデミー賞(オペラ部門&銅賞)を受賞するなど、各國で権威ある賞を総なめにしたカイルベルトのバイロイト?リング録音。 當時まだ40代だったヴィントガッセン、ホッター、30代のヴァルナイ等の往年の名歌手の全盛時代の歌唱を堪能できるだけでなく、ワーグナー指揮者として一世を風靡したカイルベルトの引き締まった指揮ぶりも大きな魅力です。そして、何より、そのパフォーマンスをクリアに、ダイナミックに、まるで最新録音であるかのような錯覚に陥るほどの優(yōu)秀な録音で記録したことが何よりの驚きでした。
このバイロイト録音の続編として第2キャストによる録音が殘されており、2009年3月にリリースした『神々のたそがれ』に引き続き、今回『ワルキューレ』の第2キャストによる発売が実現(xiàn)します。マルタ?メードルによるブリュンヒルデ、ヴァルナイによるジークリンデをどうぞお聴きのがしなく!
第2キャストによる『指環(huán)』リリースはこの2作のみで終了となります。
同じ年にバイロイトで上演された『タンホイザー』の抜粋がカップリングされ、フィッシャー=ティースカウとヴィントガッセンの朗々たる歌唱が聴かれることも魅力のひとつです。
【解説書より抜粋】
2006/07年Testamentは、ヨーゼフ?カイルベルトの指揮、そして音楽祭の共同主宰者でもある革新的演出家ヴィーラント?ワーグナーの演出による《指環(huán)》の1955年バイロイト公演第1サイクルの、Deccaによる伝説的ステレオ録音を初めてリリースした(SBT14 1412, 14枚組)。ピーター?アンドリーに率いられたDeccaのエンジニア達は、萬が一に備えるため、そして蕓術的興味からも、第2サイクルを録音していた。その録音の中から、今回初めて発売される《ヴァルキューレ》が発掘されたのだ。この録音により、新バイロイト様式のキャスティングの奧深さを知ることができる機會が提供された。これらの公演では、マルタ?メードルがブリュンヒルデを演じた(彼女とアストリッド?ヴァルナイが、1953年から1956年にかけての音楽祭でこの役を交互に演じた)。そして、ヴァルナイがグレ?ブロウェンスティーンからジークリンデを引き継いだ。こうしてヴァルナイは、1941年にメトロポリタン歌劇場でプロの歌手としてデビューした時に歌った役へと再び戻ってきたのである。???中略???マルタ?メードルが、東ベルリンで初めてクンドリ役を歌った時も、バイロイトでブリュンヒルデ役を歌った公演のすべてを指揮したのも、ヨーゼフ?カイルベルトであった。彼女は1994年のインタビューに答えて、「彼は、その世代の中でも重要な指揮者の一人です」と語っている。
「彼は叩き上げから舞臺を掌握する術を學んできました。しかし、そのことを通じて彼が得てきた尊敬は、言ってみればカラヤンとは違って、必ずしも正當な評価を反映したものではありません。彼には自分を売り込む才能はまったくありませんでしたし、自分でもそれを望んでいませんでした。カイルベルトは謙虛過ぎたのです。しかし彼は、オペラを上演することのあらゆる側面において、時には他の誰よりも遙かに有能であったのです。音楽の流れの中で、どこで息を吸うのか、歌手には何ができて何ができないのか、歌手が必要としていることを的確に把握していました。現(xiàn)在ではそうしたことを知らない指揮者が沢山います。カイルベルトがリハーサルに多くの時間を割く指揮者だったとは思いません。彼は自分と仕事をする歌手達のことのすべてを完璧に知っていただけのことです?!梗ē妤衰些`サルIMS)