日本の夏のムシ暑さのなか、ゼイゼイ言いながら思い出すのは草原の國(guó)、モンゴルでの日々。映畫(huà)撮影の合い間には、ゲルの日かげ、吹きぬけていく風(fēng)のなかでの、至福の読書(shū)を楽しむ。巣穴から出入りする、かわいい地ネズミと顔なじみになる―。はたまた日本に戻ってからは、めまぐるしく駆けめぐる、地獄のような日々がはじまった!あつくはげしい人生のひとときをつづったエッセイ集。