県警本部捜査一課?秋月春風(fēng)(あきづきはると)巡査部長(zhǎng)。生後三ヶ月になる可愛い息子?蓮(れん)くんのため、刑事としては初めての“育休"に挑戦中――。

七キロの蓮くんと大きい赤ちゃん用バッグを抱え外出するのに慣れた頃、ひょんなことから質(zhì)屋強(qiáng)盜殺人事件の人質(zhì)になってしまう。

だが蓮くんのウンチやミルクの時(shí)間は事件とお構(gòu)いなしにやってきて。

果たして無事に生還できるのか?!

 (「人質(zhì)は寢返りをする」)

六ヶ月になった蓮くんを連れて実家からの帰り道、春風(fēng)は高速道路で特徴的なラッピングカーを目にする。

その模様は乗車に疲れぐずる蓮くんをひと時(shí)ご機(jī)嫌にしてくれたが、知らず知らずのうちに犯罪のアリバイ作りに協(xié)力してしまうことに。

(「瞬間移動(dòng)のはずがない」)

県警本部庁舎に不審物が屆けられた。それは最近刑務(wù)所から出所したある人物からの、復(fù)讐予告。春風(fēng)はある晴れた休日の晝下がり、家族連れで賑わうショッピングモールに出かけた。

姉に蓮くんをあずけ、久しぶりにデート気分を味わうはずだったが。

(「お外に出たらご挨拶」)

母性神話、育児放棄、DV、親権爭(zhēng)い、乳幼児突然死癥候群……現(xiàn)代社會(huì)の育児における様々な歪みや問題點(diǎn)を、軽やかかつ徹底的にミステリとして描ききった著者渾身の代表作。

県警本部捜査一課?秋月春風(fēng)巡査部長(zhǎng)。

生後三ヶ月になる息子?蓮くんのため、男性刑事としては初の“育休”に挑戦中。それでも事件は待ってくれなくて―。

お人よしの刑事と動(dòng)じない見習(xí)いは難事件を解決できるのか!?前代未聞、予測(cè)不能の本格ミステリー!