1975年8月発行。函、帯付き。函の背にシミ、角にスレや傷みがあり、帯にも少しヤケシミ傷みがあります。よって「?jìng)錄Aれあり」としました。古いだけに経年感はありますが、他に大きな難はないと思います(但し、出品者の判斷です。見(jiàn)落としあればお許しください)。古本であることをご理解の上、ご入札をよろしくお願(yuàn)いします。

帆船という“劇場(chǎng)”で巻き起こる人間ドラマ
海を愛(ài)する若者が生の歓びを求め、ブリガンティン型帆船<大いなる(グローセル?)眞晝(ミッタ-タ)>號(hào)に乗り込んで船出をする。
「無(wú)一物主義」という哲學(xué)思想をもつベルナールを船長(zhǎng)に、フランソワ、ターナー、ケイン、女性のファビアン、そして日本人の私など11人のクルーは、ヨーロッパから日本を経由して、一路、太平洋へと航海を続ける。
やがて、南太平洋に入ると、荒れ狂う颶風(fēng)(ぐふう)圏に突入していく中、嵐のさなかに恐るべき事件が起きてしまう。帆船の船內(nèi)は、さながら芝居の劇場(chǎng)のように複雑な人間関係が入り組んで、それは悲劇への序章にふさわしい舞臺(tái)だった。
辻作品らしい“詩(shī)とロマンの薫り”に満ち溢れた長(zhǎng)編小説。