コレクション整理品です。
CookeのシリーズIIBのポートレートレンズ、f4.5の軟焦點機構が付いた、人気のあるナックラー(取手)付き後期モデルです。
Series IIBはSeries IIの後継モデルで後群のレンズケースの構造が異なる以外は基本的に同じです。

knuckler付きのSeries IIの系譜時系列では下記のようになっています。

Chronology of the transition of Cooke Portrait soft focus lenses with knucklers.

Series II portrait f4.5 knuckler from 1923 to 1926
Series IIB portrait f4.5 knuckler from 1926 to 1930
Series IIE portriat f4.5 knuckler from 1930 to 1956

焦點距離 380mm, 15” f4.5
軟焦點機構調(diào)整 ソフトフォーカスなし、3段階のソフトフォーカス調(diào)整。0,1,2,3の4つの狀態(tài)から選べます。

ナックラーを回すと中央の玉と前玉のエレメントが同時に動く仕組みです。

いわゆる”Cooke Look”と呼ばれる焦點面から周辺部へのボケが
大変特徴的で美しいことで知られ、今でも寫真家や愛好家の間でも需要が絶えない大変人気のある貴重な古典レンズです。

焦點距離は380mmと8x10で使用する前提で開発されていますが、ポートレートの距離では11x14までカバーします。

真鍮のバレルの狀態(tài)は比較的綺麗でラッカーも少し殘っています。コレクション目的では磨かない事をお勧めします。
寫真の通り擦れはありますが目立つアタリはありません。
取手のナックラーは少し緩みがありますが使用上の問題はありません。

レンズの狀態(tài)
全體としては目立つ傷はありません。
目視にてよく見ると、ごく僅かな薄い拭き傷が少しあるぐらいで
撮影に全く影響ありません。
接著面のないレンズは3群3枚のトリプレットの光學設計につき、バルサム切れありません。
クモリ無くクリアです。
レンズ內(nèi)の気泡はあります。
小チリの混入あります。
光學の狀態(tài)はこの年代のものとしてはかなり良い方だと思います。

ソフトフォーカス機構は內(nèi)部清掃済みです。
光學グリスにて調(diào)整済みでスムーズに動作します。
內(nèi)部のソフトフォーカス機構レール溝からガイドピンが浮いてレールから脫線することがありますが、目盛の位置に目印の線を合わせてディテントのカチッという音(ガイドピンと反対側にある円柱狀の小さいボールがソフトフォーカス0、1、2、3の位置のディテントの溝にはまる音)を確認出來る位置に戻せばレール溝上にガイドピンが正常に戻っている狀態(tài)になりますので、そのあたりを注意して使ってください。

重量は真鍮のクックレンズにつき4-5kgありますのでそれ相応のカメラを使用してください。

精巧な作りで評価の高いCooke Knucklerです。

畫像に寫っているものが全てです。1920年代に作られた
古典レンズにつき新品同様ではありません。
ご理解を頂いたうえ、ノークレーム、ノーリターンにてお願い致します。

付屬品
オリジナルのレンズキャップ 前のみ。
後のキャップはありません。
オリジナルの座金