長岡鉄男氏の『オーディオ日曜大工 4』に載っていた音場スピーカーを、ボーズの901に合わせるように、ユニット9発使って作ってみました。
詳しくはこちら↓
https://audio-heritage.jp/BOSE/speaker/901.html
8cmフルレンジはオンキョー製PD8177A8個とPD8180C1個。コーン紙は紙製、センターキャップは布製、エッジはゴム製ですが劣化の兆候はありません。マグネット部は徑60㎜厚さ22mmの防磁型、インピーダンス6Ω、
最大入力は7.5Wです。2種類の違いは印字のみです。
接続は3個づつシリーズ接続し、それぞれをパラレル接続して、システムインピーダンスは6Ωです。
內(nèi)部配線はビクター製他のOFCケーブルで繋ぎ、吸音材は2面のみです。
試聴では、ペダルトーンで埋め盡くされているJ.S.バッハのペダル練習(xí)曲BWV598(手持のテストCD;トン?コープマン:1734年製ミュラー?オルガン;アムステルダム;最低音36Hz)を、見事なバランスで鳴らしました。この曲は勿論足鍵盤の練習(xí)用でもありますが、當(dāng)時最高のオルガン?コンサルタントでもあったバッハが、すべてのパイプがちゃんと鳴っているかどうかのチェックをするための曲でもあり、スピーカーにとっては、低域に変なピークやディップがないかどうかのテストとしても使える便利な曲です。もちろん変なピークやディップはありません。
本格的試聴では、J.S.バッハの前奏曲とフーガハ短調(diào)BWV546(手持の最強テストCD;トン?コープマン:ミュラー製作オルガン1734;最低音32Hz)の最初のCのロングトーンは、メガ?スワン程ではないにしろ、かなりの迫力で鳴らしてくれました!
バッハの最高傑作、前奏曲とフーガハ短調(diào)BWV548(手持のテストCD;トン?コープマン:1692年製シュニットガー?オルガン;フローニンゲン:最低音36Hz)の方は、更なる大音量でも、満足いく迫力で鳴らし切りました。
本領(lǐng)発揮はやはりオーケストラ!音場の広がりは見事で、フルトヴェングラーやクレメンス?クラウス等、’50年代のモノラル録音では、特に威力を発揮します。ツィーターはついてませんが、特に必要性は感じません。
外観は透明ニス仕上げで概ねキレイです。
インシュレーターは厚さ10mm。これを厚くするとバスレフ効果が高まり、薄くすると密閉式に近くなります。
重さ5.3kg、サイズは53と50×26×29と30cmで、內(nèi)容量はほぼ同じです。