
講談社から2005年9月5日第1刷発行のものです。
講談社ノベルスとして、新書(shū)サイズで寫(xiě)真のようにケース(函)付きの本です。
定価は稅別1,500円です。
內(nèi)容(「BOOK」データベースより)
映畫(huà)を見(jiàn)に行くことになったのは妹が死んでしまったからだ。
私は平素より視覚情報(bào)に関しては淡白を貫く主義なので、映畫(huà)を見(jiàn)るのは実に五年振りのこととなり、
妹が死んだのも、矢張り五年振りだった。
回?cái)?shù)を勘定すれば、共にこれが四回目である。
映畫(huà)を見(jiàn)るのは妹が死んだときだけと決めているのではなく、逆であり、妹が死んだからこそ、映畫(huà)を見(jiàn)るのだ。
そうはいってもしかしこうしょっちゅう死なれては私としても敵わない。
日頃大きな口を叩いている友人達(dá)に合わせる顔がないというものだ。
私には合計(jì)で二十三人の妹があるけれど、死ぬのはいつも、十七番目の妹だった。
古本です。
多少の使用感がありますが、特に目立つ難點(diǎn)はありません。
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