深川の南、永代橋近くの一色町。故あって國(guó)許を離れ、長(zhǎng)屋暮らしの時(shí)津日向子、大助母子。小野派一刀流の遣い手でもある日向子は、骨董屋〈天秤堂〉の裏の仕事を手伝い糊口を凌いでいた。そんな折、忘れた過(guò)去を探してほしいとの依頼が持ち込まれ、日向子らは奔走するが……。著者渾身の書き下ろし長(zhǎng)編時(shí)代小説第一弾。