







コレクション整理品です。
フォクトレンダーの最初の広角、ワイドアングルは元々SteinheilのPeriskopの特許を1865年にフォクトレンダーがライセンス生産したことから始まったのがきっかけで、Hans Zincke Sommerが1878年に通常のEuryskopを設(shè)計(jì)した1877年とほぼ同時(shí)期にWide Angle Euryskopも設(shè)計(jì)された痕跡がこのレンズから読み取れます。
Periskopからこの2群2枚のWide Angle Euryskopに変遷した、最も重要な痕跡としては、このサンプルからも読み取れる通り、Periskopの獨(dú)特なバレル設(shè)計(jì)を踏襲していることです。Periskopには當(dāng)時(shí)特許ライセンスの関係でSteinheilとVoigtlanderの両社名が刻印されていましたが、このサンプルにはSteinheilの刻印が無(wú)いことが、Periskopとは異なるレンズであることのヒントになっています。その後まもなくしてこの獨(dú)特なperiskopに起因するバレル設(shè)計(jì)は、通常の他レンズ同様のバレル設(shè)計(jì)に変わっていきます。
參考までにSteinheilの特許ライセンスで生産されらVoigtlanderのPeriskopの例はこちらです。
https://www.leitz-auction.com/en/Voigtlaender-Sohn-Steinheil-s-Periskop/AI-10-15353
上記サンプルと今回出品のレンズのバレル構(gòu)造が一緒であることが確認(rèn)出來(lái)ます。
當(dāng)時(shí)この広角Euryskopは
1878 Series III 1885 Series V 1886 Series VI 1887 Series VII と徐々にシリーズの番號(hào)序列が他のレンズの新登場(chǎng)で明るい順に並び変えられ、下記の通り高くなっていきます。まだ十分な検証が出來(lái)ていませんが、1886年ごろにはJenaガラスを使った新しい設(shè)計(jì)に変わっているようで、焦點(diǎn)距離や明るさの仕様がそれ以前と比べ、変わっているようです。
1878-1885 Series III 右記追加起因 Euryskop Series II f5.6
1886-? Series V 右記追加起因Portrait Euryskop Series II f4, Portrait Euryskop Series III f4.5, Euryskop Series IV f5.6
1886-1887 Series VI 右記追加起因 Euryskope mit grsserem Gesichtsfeld Series V f7.8
1887- Series VII f11 右記追加起因 Rapid-Weitwinkel - Euryskope Series V f6, Euryskope mit grsserem Gesichtsfeld Series VI f7.8
ということで、歴史的変遷の証拠としてのサンプル価値のあるレンズです。
レンズの狀態(tài)
ごく薄い拭きスレはありますが全體的に透明でクリアです。
バルサム切れはありません。
バレルの狀態(tài)
前のフードに若干の軽微な歪みがあります。それ以外は大きなアタリはなく問(wèn)題ありません。元々の回転式絞り板は付屬しません。
座金は付屬しません。
オリジナルの前キャップ、
プラの後ろキャップが付屬します。
非常に貴重なサンプルです。
研究用に如何でしょうか。
中古及び古典レンズにて新品同様ではありません。
古典レンズの性質(zhì)をご理解頂き、
ノークレーム、ノーリターンにてお願(yuàn)い致します。