軍艦島―炭鉱の島として栄えたが、今は廃坑となり、無人と化した死の島。その軍艦島に、ある夜、なぜか明かりが!さらに翌朝、舊島民の家々に「死者からの招待狀」が屆けられる。元組合役員?江川哲也から送られてきた、かつて炭鉱で働いていた人々に、島への集合を呼びかけた招待狀…。だが江川本人はすでに死んでいた!不気味な手紙に困惑しつつ、懐かしさのあまり軍艦島へ渡る舊島民たち、それを追う三毛貓ホームズたちの行く手には?三毛貓ホームズが東奔西走、縦橫無盡に活躍する短編傑作集、シリーズ第31弾。