




本品は、1920年代初頭の獨コンテッサ?ネッテル社のダブルアナスチグマートレンズをライカ用に仕立てたレンズです。
ライカのLマウントが標(biāo)準(zhǔn)化フランジに改められ、連動距離計が搭載されるようになった1931?32年以降、歐米では様々な業(yè)者によって顧客から預(yù)かったレンズバレルを新規(guī)の鏡筒に収めたワンオフのLマウントレンズが製作されるようになりました。
こうしたケースは、レンズの量産化と普及が進(jìn)むにつれ見られなくなっていきますが、この時期に製作された一點物のレンズの中にはライカ以前、あるいは19世紀(jì)の古典的な光學(xué)系を持つLマウントレンズといった興味深いものも見られます。今回出品するシトナーもそうした一本です。
鏡筒はアルミ製で、一部カシュー塗裝の施されたツートン仕上げとなっています。他のレンズの鏡筒を流用したような改造レンズとは異なり、鏡筒の部材には汎用のものを使用しているため、絞り値の表記は毛彫りのようなもので手彫りされています。距離計連動カムはライツのものと同じ傾斜カムに直進(jìn)キーを組み合わせた構(gòu)造で、至近から無限まで距離計連動します。
鏡筒については、経年によるカシュー塗裝の荒れや年代相応の傷みは見受けられますが、分解整備済みですので各部滑らかに作動し、ピントや距離計の精度も問題なく出ています。
*使用上の注意點として、距離計連動キーが角形に近い形狀(畫像6參照)であるため、ライカなど連動カムを搭載したカメラに著脫する際には距離環(huán)を至近距離まで繰り出したうえで、ゆっくりと著脫してください。
光學(xué)系は、4群6枚の対稱型で、経年による小傷は見受けられますが透過は良好で、年代に照らして明澄なコンディションを維持しています。
人気どころの大口徑レンズのように大仰なボケで見せるのとは方向性の異なる、ピントのピーク付近の滲みや色ズレによる、現(xiàn)実からわずかに遊離した回想シーンのような描寫が特徴です。また、階調(diào)表現(xiàn)の豊富さにおいては特に優(yōu)れており、モノクロでは少々奇異に感じるほどの立體感を見せます。
19世紀(jì)に源流を持つ古典レンズの、現(xiàn)代の製品には無い表現(xiàn)を愉しみたいという向きの方へおすすめしたい一本です。
その他:出品はレンズ本體のみで、キャップやフィルター等は付屬しません。
ネットオークションの性格上、現(xiàn)狀渡しにてノークレーム?ノーリターンでの出品といたします。ご了承いただける方のみご入札ください。
その他、出品者の都合により入札をお斷りする事や早期終了する場合がありますので予めご了承ください。