御存知！Paul McCartney & Wings全盛期 大傑作ライヴ盤(pán)「Wings Over America」最新リマスター変形紙ジャケット二枚組仕様 輸入盤(pán)中古でございます。
盤(pán)共に非常に狀態(tài)の良い中古でございますが、CDをジャケット直接挿入の為若干の擦り傷そして変形紙ジャケットに幾分の色褪せと輸入盤(pán)特有の摺りがございます。
本國(guó)最新リマスターでございます。
現(xiàn)在主流の情報(bào)量重視で知られるフラットマスタリング方式によるものの模様。
良心的な音質(zhì)ではございます。
現(xiàn)在では今作含めこのPaul McCartney作品群最新リマスターがリリースされておりますが、作品によってはデータの音飛び等が指摘されております。
ファンを中心として指摘が為され、改善が求められておりますが、レーベル側(cè)は「これが正規(guī)」の一點(diǎn)張り。
(The Beatles某作品も同じ...................)
何をか言わんや、でございます.........................................
ラインナップは全盛期。
Paul McCartney(Vo、B、Aoustic G、Key ex-The Beatles)、故Linda McCartney(B-vo、Key、Per)、Denny Lane(G、Vo、Key、Per、Harmonica、ex-Moody Blues)、
故Jimmy McCullock(G、B、Vo、Per)、Joe English(Ds、Per、Vo)となります。
ツアー?ゲストに名手Howie Casey(Sax、Per)、Tony Dousey(Trombone、Per)、Steve Howard(Trumpet、Flugelhorn、Per)、Thaddeus Richard(Sax、Clarinet、Wester Concert Flute、Per)となります。
尚、Paul McCartneyがピアノを擔(dān)當(dāng)するDisc １〈５〉～〈９〉、Disc ２〈１〉～〈５〉ではDenny Laneがベースを擔(dān)當(dāng)(”Go Now”除く)。
Paul McCartney/Denny Laneがアコースティック?ギターを擔(dān)當(dāng)するDisc １〈１０〉～〈１５〉では故Jimmy McCullockがベースを擔(dān)當(dāng)。
”Richard Cory”、”Time to Hide”、御馴染み”Go Now”(ピアノ兼任。Paul McCartney自身はベース)、”Spirits of Ancient Egypt”では(パーカッション兼任)では、Denny Laneがヴォーカル擔(dān)當(dāng)。
”Medecine Jar”は故Jimmy McCullockのヴォーカル、となります。
プロデュースはPaul McCartney自身。
１９７６年５月７日～６月２３日全米ツアーでの実況録音からの抜粋。
(実際は１９７６年６月２３日米國(guó)カリフォルニア州”L.A.Forum”での実況録音が殆どの模様。
”Soily”は米國(guó)デンバー”McNichols Sports Arena”での実況録音となります(MCからも判斷可能))
１９７６年１０月～１１月英國(guó)ロンドン”Abbey Road Studios”(オーヴァーダビング/音調(diào)整/ミキシング)となります。
”Band on the Run”制作直前に名手Henry McCullough/Denny Seiwellが突如脫退。
悲慘な制作環(huán)境と紆余曲折の末に殘る三名による制作の”Band on the Run”が完成。リリース後は非常な好評(píng)とチャートアクション/セールスを叩き出します。
その後、オーディション選考を開(kāi)始し、故Jimmy McCullockを獲得。
名手Gerry Conway(ex-Fairport Convention、Rupert Hineセッション他)のサポートを経て、Paul McCartney実弟”Mike McGear”の録音セッションに參加する事となります。
その後、Geoff Brittonを後任としてスカウト。新作制作に向け創(chuàng)作に乗り出していく事となります。
米國(guó)ルイジアナ州ニューオーリンズ”Sea-Saint Studios”にて録音制作を決定するも、その前に御馴染み”Abbey Road Studios”にて試験録音を行い、三曲を仮完成させます。
米國(guó)に移行し制作前にナッシュビルにて創(chuàng)作を兼ねたセッションを行うも、故Jimmy McCullochが新加入のGeoff Brittonとの感情的な対立を引き起こし、バンド內(nèi)は険悪な雰囲気に。
Geoff Brittonは憤慨し急遽脫退。
その後のオーディション選考で米國(guó)人ドラマーJoe Englishを獲得。ニューオーリンズへ移行し新作制作に乗り出す事となります。
その新作”Venus and Mars”リリース後は前作に引き続き大ヒットを記録する事となります。
ようやく新體制にてライヴに臨む事となりますが、前作含めた作品の反響は非常に大きいもの。
Paul McCartney自身としてはThe Beatles以來(lái)となる大掛かりなツアーを企畫(huà)、”Wings Over the World Tour”と銘打ち、実行に移す事となります。
されど、ツアーが企畫(huà)され期待が高まる中、再び新作制作に乗り出す事となります........
再び二枚組企畫(huà)で前作”Venus and Mars”を制作しようとしたもののレコード會(huì)社に拒否された感が有り、ロック色を強(qiáng)める為に外された楽曲を中心に再び新作制作に乗り出した感がございます。
(以前の”Red Rose Speedway”といい、後の”Tug of War””P(pán)ipes of Peace”の二作分けといい、Paul McCartneyには二枚組に絡(luò)む因縁が感じられるものでございます................)
Paul McCartney自身のみに注目が當(dāng)たり、以前の”名手Henry McCullough脫退”の様な亀裂を避ける事、
以後のツアー活動(dòng)での”Wings”のバンドとしての一體感を強(qiáng)める為という意図も制作に當(dāng)たり伺えるものではございますが、短期間では仕上がらず制作を中斷。
ツアーに乗り出す事となります。
スケジュール調(diào)整の末に英國(guó)/オーストラリア?ツアー～(幻の)日本公演後に再び制作に入る事が決定(.....以前の逮捕問(wèn)題で日本入國(guó)が不可となった模様....後の大問(wèn)題に繋がる事となりますが.........)、
新作制作完成に盡力する事となります......................
その”Wings at Speed of Sound”完成?リリース後は再び好評(píng)を以て迎えられ、バンドはヨーロッパそしてThe Beatles以來(lái)となる北米ツアーに乗り出します。
また當(dāng)時(shí)は録音機(jī)器の非常な向上でライヴ録音の名盤(pán)が多く制作されていた事そしてバンドの演奏?アンサンブルの良さもあり、
伝説では無(wú)いリアルなロック?バンド”P(pán)aul McCartney & Wings”を體現(xiàn)する為に、ライヴ盤(pán)制作を前提としたライヴ録音収録に乗り出す事となります...........................
さて今作。
大傑作大ヒット２作”Band on the Run””Venus and Mars”を経て意欲作”Wings at Speed of Sound”を制作。
満を持して待望のツアーに乗り出した全盛期”P(pán)aul McCartney & Wings”のライヴ録音がミソでございます。
”Wings”はPaul McCartneyの音楽性體現(xiàn)の為のバンド。
Paul McCartney単體ではドラム/ギター演奏では技術(shù)的な問(wèn)題があり、その解決や他ミュージシャンからの音楽的なインプットを欲した事を窺える感の有るものでございます。
如何にPaul McCartney自身の音楽性を発展させるか？を窺えるものでございます。
(この矛盾めいた感覚がメンバー交代に繋がる感も..........................)
されど、ここではライヴ。
バンドとしての演奏?アンサンブルが問(wèn)題となりますが、チーム型名手ミュージシャンの集まりがミソ。
非常に纏まっており、ライヴ盤(pán)制作に意欲的に乗り出した事が理解出來(lái)るもの。
また、ライヴという事やギタリストが２名という事が有り、結(jié)構(gòu)ハード感のあるものでございます。
當(dāng)時(shí)英國(guó)では古典派アート?ロック系バンドがパンク/ニュー?ウェイヴに追い遣られるという時(shí)代。
されど、今作に絡(luò)む三作が大ヒットというこの”Wings”。未だその影響の強(qiáng)さを感じられるものでございます。
またPaul McCartney自身がベース以外の楽器を擔(dān)當(dāng)する事に代表される擔(dān)當(dāng)楽器交代が聴きもの。
當(dāng)時(shí)はアート/ポピュラー系の名バンド”１０㏄”が存在。
The Beatlesに繋がる音楽性が色濃く出た分裂後の時(shí)期でございますが、このバンドのライヴも擔(dān)當(dāng)楽器交代が結(jié)構(gòu)見(jiàn)られるもの。
Paul McCartney自身は”１０㏄”のルーツ的なミュージシャンとは言えど、參考にしていた感がございます。
Paul McCartneyがピアノ擔(dān)當(dāng)の際にDenny Laneがベースを擔(dān)當(dāng)となりますが、正直違和感ない出來(lái)。
Paul McCartneyのベース演奏はメロディ感覚が強(qiáng)いもの。
時(shí)代を切り開(kāi)いたとも言われ、かのジャズ／フュージョン系にも影響を與えた感がございますが、基礎(chǔ)はギター演奏にある感。
(Paul McCartney自身は演奏者以前に基本は創(chuàng)作者。創(chuàng)作にはギターを主に用いた事に絡(luò)む感が.................................)
ギタリストが弾くベースという感が窺えるもので、ギタリストであるDenny Laneや故Jimmy McCullockの演奏に違和感が無(wú)い理由がここにある感がございます。
また前述の創(chuàng)作面含めたPaul McCartney主導(dǎo)のバンド”Wings”ではあるもののバンド形式を重視したいとのPaul McCartney本人の意向が有り、
Denny Laneや故Jimmy McCullockのリードヴォーカル楽曲をセットに多めに盛り込む等、興味深いものがございます。
かの名手故Henry McCulloughの脫退が余程堪えた感が窺えるものでございます....................................
またPaul McCartney自身が在籍したかの”The Beatles”やその後のソロ作からの選曲もミソ。
前者はかの”The Long and Widing Road”が「本來(lái)はこうしたかったヴァージョン」を基にしたもの。
またソロ楽曲では(録音當(dāng)時(shí)の取り巻く狀況が有り、本來(lái)は)バンドとしてこういう感じに仕上げたかったという感が感じられるもの。
非常に興味深いものがございます............................
(前者は後に”Let It be...Naked”で登場(chǎng)致しますが.........................
その”Let It Be..Naked”。
リリース當(dāng)時(shí)は絶賛していたものの時(shí)間を経る內(nèi)に記憶が甦り、非常に完成度は高いものの編集?仕上げ具合がPaul McCartney自身の考えと異なるものだった模様でございますが........................
當(dāng)時(shí)の制作データ等に基づくものではございましたが..................................)
楽曲はメロディ重視で非常に質(zhì)が高く、幅広い音楽性で飽きさせないもの。
されど案外趣味性が高いもので非常に凝ったもの。案外人を選ぶ感覚がある音楽性。
正直一般的なものではない事がミソでございます。
ライヴという事でシンプルさとハードさが強(qiáng)調(diào)された感がございますが、ツインギター體制でかなり躍動(dòng)感がありロック色が強(qiáng)いものでございます。
後にバック?コーラスの録り直しを中心にオーヴァーダビングが為されておりますが、ライヴという範(fàn)疇は踏み外していないもの。
そもそもライヴ録音は録音マイクの不調(diào)や音を拾っていない(興奮したドラマーはマイクを叩く等々...............)というアクシデントが伴うというもの。
ましてやロック音楽というもの(技術(shù)云々とは言えど、他分野曰くは...................................)。
ライヴという事でPaul McCartneyのピアノ?ミスやツイン?ギターのタイミングのズレ等々も敢えて殘されており、記録より作品という色合いが強(qiáng)くなるライヴ盤(pán)ではございますが、
非常に出來(lái)が良く良心的でございます......................................
當(dāng)時(shí)の英國(guó)古典派アート?ロック系に繋がる音楽性で當(dāng)時(shí)の英國(guó)の風(fēng)潮に逆らう感のあるものでございますが、次作制作極初期にて故Jimmy McCullochは制作の有り方に異議を唱え脫退。
全盛期ラインナップはあっけなく崩壊する事もあり、ライヴ盤(pán)ではございますが「Paul McCartneyソロ獨(dú)立～Wings結(jié)成～全盛期」の纏め的な作品でもございます。
”The Beatles”人気が強(qiáng)く殘っていた當(dāng)時(shí)とは言えど、如何に當(dāng)時(shí)の聴衆(zhòng)が鋭いものを求めていたか？が理解出來(lái)る內(nèi)容でございます.......
ツアーが大好評(píng)に終わり、渇望されていたライヴ盤(pán)という事が有り、異例の三枚組リリースとなるものの大ヒット。
バンドは正に威風(fēng)堂々。
されど前述のパンク/ニュー?ウェイヴの臺(tái)頭を機(jī)に八十年代を見(jiàn)越し、ジャンルを超え新たな音楽性を模索し始めるという時(shí)期。
Paul McCartney自身はその中で新たな音楽性を模索し始める事となります...........................
されど、當(dāng)時(shí)の日本入國(guó)不可問(wèn)題に絡(luò)む「ミュージシャン特有の私生活問(wèn)題」が故Jimmy McCullockを中心に深刻化していく事となり、創(chuàng)作面に悪影響を及ぼしていく事となります........................
また、前任名手故Henry McCullough脫退に絡(luò)むかの問(wèn)題が再びバンドの頭を擡げてくる事となり、前述の問(wèn)題と絡(luò)み、深刻化。
次作制作の有り方を巡り故Jimmy McCullockが制作極初期にて脫退。
全盛期があっけなく終焉を迎える事となります................................................
今作はライヴ盤(pán)の大傑作の一つに數(shù)えられる名作でございますが..................................
正直當(dāng)時(shí)に日本公演が実現(xiàn)し、そこで録音に定評(píng)がある”Live in Japan”ライヴ録音が為されていれば.....................という感がございますが..............................
この機(jī)會(huì)に是非。