








自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。畫(huà)像にもありますように、小口中央に微かに汚れ、1ページ上部にに折れがございます。ご理解頂ける方にご検討をお願(yuàn)い申し上げます。
蕓能界本日モ反省ノ色ナシ
蕓能界本日モ反省ノ色ナシ ダン池田 蕓能人実名暴露本 夜のヒットスタジオ 田原俊彥 八代亜紀(jì) 中森明菜 早見(jiàn)優(yōu)ほか蕓能人多數(shù)
ダン池田の「蕓能界本日モ反省ノ色ナシ」は業(yè)界の裏表をあばき一時(shí)ベストセラーになった本。著者が長(zhǎng)年つけた日記の一部を公開(kāi)したもので、図らずも昭和の日々、業(yè)界人の日常を記録する資料にもなっている。
田原俊彥 八代亜紀(jì) 中森明菜 細(xì)川たかし
早見(jiàn)優(yōu) 都はるみ 石川さゆり 五木ひろし
近江俊郎 梨本勝 近藤真彥 森進(jìn)一 鶴田浩二
いしだあゆみ 今陽(yáng)子ほか蕓能人多數(shù)
ある日の記述では、歌番組バンドメンバーの出演費(fèi)は4500円しかないのに局に赴くと駐車(chē)料金を取られると綴る。しかも報(bào)道番組の出演者は取られないのにと嘆く。ディレクターにかけあうと「別會(huì)社ですから、そのへんはカンベンしてよ」で済まされてしまったとため息をつく。
他のバンドに出演しギャラをもらうのを「ラート」といった。エキストラの語(yǔ)尾であるトラを逆にしたバンド用語(yǔ)。例えばピットインでニューブリードと名乗らず演奏するとギャラはコーヒー売り上げの數(shù)パーセントで、20人で行っても3000円程度。分けても仕方ない少額なので積み立ててお祝い金や亡くなったメンバーの香典にする。バンドリーダーとしての著者は「みんなのアルバイトには目をつぶっておこうと思う」と鷹揚(yáng)(おうよう)に構(gòu)える。
レビューより
本書(shū)は暴露本として有名である。ベストセラーにもなった。しかし、本書(shū)をノンフィクション作家が執(zhí)筆した蕓能界の裏側(cè)本と同水準(zhǔn)を期待すると肩透かしを味わう。著者自身が言うように繰り言、すなわち愚癡である。
デビュー時(shí)の田原俊彥の歌唱力がプロから見(jiàn)れば下手だというのは暴露でもない。レコード會(huì)社やプロダクションのタレントの売り出し戦術(shù)や蕓能人のスキャンダルも既にゴシップ誌で取り上げられていることばかりだ。価値があるのは、著名なバンドマスターが言及している點(diǎn)であり、一介のノンフィクション作家が言及するよりも信憑性が高い點(diǎn)であろう。ノンフィクション作家が蕓能界の裏側(cè)を追求する時(shí)に、ダン池田が觸れている個(gè)所を引用することは有意義だろう。また、蕓能界に安易に入りたがる少年?少女に、あきらめなさいとはっきり主張している點(diǎn)は評(píng)価できる。闇にはまった蕓能人が、蕓能界を稱(chēng)賛して少年少女を食い物にしている點(diǎn)は昨今よく見(jiàn)られることだ。蕓能界の綺麗な部分だけを見(jiàn)せて、裏側(cè)のどす黒い部分を見(jiàn)せないのは詐欺であり、純粋な少年少女の道を誤らせる。