ときは明治20年。熊本から上京した望月隼人は、代言人?真田慎之介の事務所に出向く。代言人は弁護士の前身。數(shù)々の難事件を解決し名を轟かす真田は、極端な変わり者だった。翻弄されつつ、持ち前の好奇心で事務所になじむ望月。ある日、友人の無実を晴らしてくれという依頼が入る。しかし本人は、「自分が殺した」と言い張るのだった――。