言わずと知れたスーベニアジャケット、ベトジャン。ゆるめの手縫いの大きなステッチが存在感がありとても格好良いです。
ベトジャンはもともと第二次世界大戦時代のスカジャン等と同じスキームで1960年代後半から1970年代前半頃頃までベトナム戦爭時のアメリカ軍帰還兵のお土産品として作られたスーベニアジャケットの一種で、ベトナムジャンパー、通稱ベトジャンと呼ばれ多くのヴィンテージファン、古著ファンから愛されてきました。
一時期珍しいデザインのスカジャンやベトジャンを何十著と集めてコレクションしていたのですが、著る機會もほとんどないので少しずつ手放していくことにしました。
こちらはコレクションの中でも気に入って部屋に飾っていた物の一つで、兵士のメッセージ、地図が書かれている最も王道タイプのベトジャンです。
手縫いの地図や文字はとても雰囲気があり非常に美しいです。腕のラフな龍も見事です。
今となっては市場に出回るベトジャンは小さなサイズばかりが多いようなので、丁度良いサイズをお探しの方にはオススメできる良いサイズ感です。
ベトジャンはベトナム各地の地名がインドシナ地域のMAPと共に描かれていることが多いですがこちらの個體はテーラー東洋やHOUSTONなど各レプリカブランドから出ている復(fù)刻版の元になったモデルによくあるような文言とVIETNAMの文字が描かれたベーシックかつ王道のベトジャンらしい味のある刺繍です。
この手縫いならではのゆるい質(zhì)感や決して整っているとは言い難い手書きのような文字書體のズレや歪みなどは大量生産系の大手復(fù)刻ブランドのミシンの機械縫いでは決して再現(xiàn)できないものだと思います。
こちらの個體には67-68の刺繍されていますが、こちらは兵士の現(xiàn)地任期期間を指したものだと言われています。
主観ではありますが色々と集めてきた感想として1968年以降1971年くらいまでのベトジャンはだいたいデザインも同じようなものが多い中、1960年代初期から1968年くらいまでのものはまだデザインが安定/統(tǒng)一されていなかった為なのか個人オーダーが多かったためか珍しいデザインのものや一點もののデザインが多いように感じています。
こちらはLEVI'Sのスペシャルなデニムやミリタリー系、スカジャンやツアージャケットなどのスーベニアJKTなどとんでもない數(shù)のスペシャルヴィンテージを保有している海外のヴィンテージコレクターの方からベトジャン好きの熱意を買って貰いまとめて沢山譲って頂きました。
全體の狀態(tài)はかなり良いかとは思いますが當(dāng)然古著であり新品ではございませんので多少のほつれやシミなどがあることはご理解ください。(そもそももともとのベトジャン自體がもともと縫製やつくりが非常に雑で生地も上質(zhì)とは言えないものが使われているものがほとんどです)
古著屋でよく見るベトジャンはシルエットと左右の形のバランスが悪いものが多い中、こちらはアメカジだけでなく現(xiàn)代のキレイめファッションに混ぜても違和感ないくらいキレイな形をしていると思います。襟やポケットなどの形もバランスよく美しいです。ただ一點、刺繍のヴィンテージ感溢れる雰囲気のあるやれ感に比べて裏地のライナーがとてもキレイなのでデッドストックに近い狀態(tài)かもしくは一度バラしてライナーなどパーツを新品に交換している可能性があります。
ファスナーはYKK。引手もおそらく別のものに交換されているのではないかと推測します。
通常後ろの刺繍の文言には
「when I die I'll go to heaven because I've spent my time in hell」
"死んだら天國に行けるだろう。なぜなら既に地獄のような時間を過ごしてきたのだから"
という戦場での辛さを皮肉に現(xiàn)した、非常に意味深いメッセージが書かれており、こちらもその王道モデルとなっておりまくどくないデザインなのでコテコテになりすぎずアメカジはもちろん他のジャンルの服とも合わせやすいと思います。
サイズは私が172cm、70kg前後の時に丁度良いサイズ感で著用できるサイズでした。
著方としては體型に合わせて今流行りのワンサイズオーバーくらいで袖を捲って著るとめちゃくちゃ格好良いですし、ファスナーを開けても閉めても良い感じです。短ランのように短丈でタイトに著てワイドなパンツと合わせても格好良いと思います。
當(dāng)然タグなどはありませんのでサイズは実寸を參考にして下さい。
大體日本の服でMかLサイズくらい、ファスナーを締めた狀態(tài)で平置き採寸して
身幅→脇下の縫い目から縫い目→約58cm
著丈→約58-60cm
袖丈→肩の縫い目から袖先まで約59cm
素人採寸ですので多少の誤差はお許しください。
平均的な日本人の男性ですと超ゴールデンサイズかと思います。
現(xiàn)在東洋などの大手レプリカブランドが出している量産型の復(fù)刻版でさえ3-8萬円前後する中、當(dāng)時のオリジナル物のヴィンテージは今では10萬円20萬円を超えて來るものも多くヤフオクなどでは數(shù)十萬円、數(shù)百萬円で取引されているのも珍しくなくなりました。
物自體の価値の高い低いに関係なく手縫いの刺繍が美しくとても格好良い個體なので本當(dāng)は販売せずに自分のコレクションとして部屋に飾って置いておきたい一品なのですが、年齢を重ね體型や雰囲気も変わってしまい著る機會もなく不用品となってしまったものの、ただタンスの肥やしとして持っているだけにはあまりにももったいない代物なので出品することにしました。
大切にして頂ける方に著て頂ければ本望です。
以前はデニムやスカジャン、ベトジャンなどのスーベニアジャケットなどいわゆるヴィンテージカルチャーやアメカジファッションは日本でだけ価値の高いものとして扱われていましたが、今やアメリカ、ヨーロッパ、タイなどにもヴィンテージブームが到來しており、本國アメリカでも弾數(shù)が少なくなってきており、日本でも第二次ヴィンテージブームと言われるものが到來して世界的に毎月のように価格高騰しており、古著屋での売値もかなり強気でどんどん高騰している印象です。
現(xiàn)在ヴィンテージブーム真っ只中のタイのショップでは狀態(tài)も決して良くないよくある定番デザインのものでも日本円で20萬円近くで販売されていて驚きました。
そういった品はある意味で価値の上がる資産として投機目的で購入している外國人が多いようですが、元祖ヴィンテージカルチャーを愛する日本人としてできれば著用して愛用するものとして日本で出回ってくれるのが個人的には嬉しいです。
こちらのベトジャンはリーバイスなどビンテージ品やアメカジファッションがお好きな方には非常におすすめできる、本當(dāng)に好きな人にガシガシ著て頂きたい一品です。
古著好きの方には言うまでもなくご理解頂いていることかと思いますが、當(dāng)方が出品するものは古著が多い為汚れやダメージ、ほつれ、リペア跡がある場合がございます。
ディティールや仕様の知識などもそれなりに勉強してはいますが、わからないことはネットで調(diào)べているものもあり確実ではありませんので知識マウントや嫌がらせ等はご遠慮ください。気になる部分はご自身で調(diào)べられるか予めご質(zhì)問下さいませ。できる限り勉強はしておりますが間違っていることや諸説ある場合もございますのでご自身で寫真で判斷して頂けると幸いです。いかなる場合もノークレーム?ノーリターンでお願いします。
本文記載の內(nèi)容は全て入札された時點で同意されたものと致しますのでよく読んでから入札の程よろしくお願い致します。
當(dāng)方仕事で海外出張に出ていることも多いので、発送まで2週間程お時間を頂戴することがございます。
取引メッセージも頻繁には確認できない狀況の時もございます。
発送にはお時間を頂戴する場合が多いためお急ぎの方、匿名配送設(shè)定されている方はご留意下さいませ。
細かなディティールなどは寫真でご判斷頂ければと思います。ご不明點がある場合は必ず入札前にご確認下さい。入札、購入してからのご質(zhì)問には一切お答えできかねますのでお控え下さい。色々と書かせて頂きましたが、當(dāng)方も古著のスペシャリストというわけではないため個體の時代や歴史背景や前オーナーなど細かいことはわかりませんので最低落札価格なしの1円スタートとさせて頂きます。最落は設(shè)けませんので現(xiàn)在の相場などに関係なく出せる範(fàn)囲でご自身の中での適正な価値を決めて頂ければと思います。デザインや刺繍の美しさではなく何年の何など古さ的な価値の方に重きを置く方や狀態(tài)などに文句をつける方また知識マウントされるような方は入札しないで下さい。直接古著屋での対面でのご購入をお勧め致します。いかなる場合もノークレーム?ノーリターンでお願いします。
本文記載の內(nèi)容は全て入札された時點で同意されたものと致しますのでよく読んでから入札の程よろしくお願い致します。
アメカジ、ヴォンテージラバーはもちろんのこと、テーラー東洋、東洋エンタープライズ、WAIPER、バズリクソンズ、ヒューストンなどがお好きな方にもオススメです。
※その他LEVI'Sやストア系ブランドのヴィンテージデニムやベトジャン、スカジャン、スーベニアジャケットなども時々①円スタートで出品しておりますのでぜひご覧くださいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。
(古物商取引許可取得済)