★十返舎一九 豆本、彌次喜多道中★『東海道中膝栗毛』、大正9年、岡村書店、珍本★泉鏡花、笹川臨風(fēng)、生田敦夫(洗竹亭)舊蔵、保存用拵えタトウ付き




                      商 品 詳 細(xì)








商品名 ☆ 珍袖『東海道中膝栗毛』

著 者 ☆ 十返舎一九

裝 丁 ☆ 角背紙表紙仮綴じ本

時(shí) 代 ☆ 大正9年2月30日

出版社 ☆ 岡村書店

サイズ ☆ 71 X 105 mm

コンディション ☆ 少イタミ

補(bǔ) 足 ☆ 生田敦夫(洗竹亭)舊蔵、保存用拵えタトウ付き、初だしの品でございます。



<商品についての解説>

彌次喜多道中で知られる、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』。大正期に刊行された袖珍豆本です。


★★カバー?帯や函などの外裝につきましては、付屬している場(chǎng)合は記載いたしております。また、外裝が揃っている場(chǎng)合は「完本」と記させていただきます。帯や外箱などの有無(wú)が不明な場(chǎng)合は記載いたしておりません。
版數(shù)は、「初版」「再版」の場(chǎng)合は記載しております。
保存狀態(tài)につきましては、當(dāng)方の主観ではありますが、可能な限り詳細(xì)に記すように努めております。
以上、ご理解願(yuàn)いたく存じます?!铩?
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◆ 保存狀態(tài)は誠(chéng)実にお伝えいたしておりますが、色あい?質(zhì)感ほか、寫真に映りにくい場(chǎng)合があります。掲載できます寫真の點(diǎn)數(shù)にも限りがあり、神経質(zhì)な方のご入札はおひかえ願(yuàn)います。また、解説?掲載寫真等を最後までご確認(rèn)の上でのご入札をお願(yuàn)いいたします。◆

● 月曜日は、古美術(shù)?骨董品を出品いたしますので、ご興味いただければ幸いです。●

● 火曜日~木曜日?日曜祭日は、古書籍?古文書ほか紙物を出品いたします。●

● 金曜日と土曜日は、廉価出品をいたします。幅広い品目での出品を予定いたしておりますので、ご興味いただければ幸いです?!?

★ 落札後は、落札日の翌々日までにご連絡(luò)願(yuàn)います。発送品の受け取り連絡(luò)につきましても、到著日の翌々日までにお願(yuàn)いいたします。★

★ 評(píng)価ご不要の方は、事前にご連絡(luò)願(yuàn)います。★

★ 全體的に評(píng)価が悪い方、0評(píng)価の方は、入札を取り消させて頂く場(chǎng)合がございますので、ご了承願(yuàn)います?!铩?BR> 

              ◎◇◎ 古書籍?古美術(shù) 書肆 紫苑◎◇◎

★★★★★★★★★★★書籍提供をお願(yuàn)いしている、生田敦夫先生より★★★★★★★★★★★★

思い起こせば、少年時(shí)代に家庭內(nèi)で起こった出來(lái)事で、父と數(shù)十年にわたる歪な関係が続いた。その父と三十?dāng)?shù)年前にようやく和解。その後は、親子の失くした時(shí)間を取り戻すかのようにお互い連絡(luò)を取り合い、時(shí)には杯を交えて文學(xué)を語(yǔ)り合い、日和に洛中の古書店を巡り、多くの時(shí)間を共にした。しかし親子の時(shí)間はそれほど殘されていなかった。數(shù)年後に父はこの世を去る。
だが私にとって、晩年の父と共に、有意義な時(shí)を過(guò)ごせたことは、大きな喜びである。

私はそのころ、向日市(舊長(zhǎng)岡京)の寓居で暮らし、日々、読書、保存修復(fù)、裝丁、製本、書籍収集に明け暮れていた。
向日市は今でも、多くの竹林と風(fēng)情が殘るのどかな片田舎である。
そんなある日私は、父に屋號(hào)を考えて欲しいと伝えた。
數(shù)日後、私は「洗竹亭」を用いるようになる。

「洗竹」は、居士や草舎と同様の意味を持つ。

そのころ父は、馴染みの居酒屋カウンターで語(yǔ)っていた。
「書物は、個(gè)人から個(gè)人へ引き継がれるのが良い。無(wú)機(jī)質(zhì)な一部の研究者向けの資料館で、死蔵されるようなものじゃあない?!???
三十?dāng)?shù)年前、富山県の老絵師アトリエから京都へ戻った私は、しばらくの間、母方亡祖父の家に暮らした。
その時(shí)期に母が「敦夫さん、面白いから読んでみて」と忘俁宏氏の著書をわたされた。
タイトルは覚えていないが、數(shù)行のくだりが印象深く殘っている。
「文化蕓術(shù)は、行政や博物館が殘して行くものでは無(wú)く、表現(xiàn)者とコレクターが作り殘して行くものだ?!?BR> という內(nèi)容だったと思う。
私もまったく同感である。
今では私も、六十代半ば。あのころの父に近き齢となった。光陰日々儚しかな???

泉鏡花コレクションは、三十?dāng)?shù)年前に、公開展示を望み、ご息女、泉名月さんが名譽(yù)館長(zhǎng)をなさっていた金沢市の泉鏡花記念館に託した。

さて話は変わるがこの十?dāng)?shù)年、思いもよらぬ浮世のくだらぬ沙汰に巻き込まれ、私は半死半生の日々を過(guò)ごして來(lái)た。
今ようやく正気の日々を取り戻し、雑然と取り散らかった蔵書を前に、世に言う「終活」ならぬ「蒐割」をすることとした。

泉鏡花はもちろん、國(guó)木田獨(dú)歩、幸田露伴、山田美妙、江見水蔭、巖野泡鳴、永井荷風(fēng)、谷崎潤(rùn)一郎、吉井勇ほか、好みの作家は手元に殘し、マニアックな蔵書や、ダブって所持しているものを「書肆 紫苑」さんにお譲りいたし、世の愛書家?収集家諸氏のお手元に屆けることとした。

老いてますます市井の空息苦しく、どうぞご理解願(yuàn)いたく、ご容赦、ご容赦。

                         令和五年神無(wú)月 記す

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