セルバンテス は現(xiàn)アストリアスのOEM製品とか、その前身である名工ギター(MEIKO)の製品であるとか諸説ありますが、名工ギターからアストリアスへの社名変更が1981年であり、セルバンテスギターの製造が’79年から’83年辺りに集中していることを考えると、両社の過渡期に製造されたものと考えられます。いずれにしても、俁野勝?山口広海といった昭和の名工が在籍し、制作?監(jiān)修していた黃金時代のブランドであることには間違いないと思います。
 この時代の日本のギターは、海外での評価も高く昨今、取引される価格も高騰しているようです。また、當(dāng)時の日本のギターを研究評価する海外サイトも非常に多く、産業(yè)史に遡って詳細に研究するサイトも見受けられます。どこで調(diào)べるのか、その情報量?知識量は軽く日本のサイトを凌駕するものです。いわく、合板ギターでありながら、ヨーロッパ製の価格が數(shù)倍數(shù)十倍するエントリークラスのギターに肉薄あるいは凌駕すると非常に高く評価するコメントが多いようです。もちろん、販売サイトではセールストークもあることでしょう。しかし、楽器フォーラムサイトでのやり取りを見ても昭和のギターの評価が高いのは一目瞭然です。アニメや食文化は日本の優(yōu)良コンテンツとして既に世界に認められていますが、昭和の名工たちのギターもその素質(zhì)が十分あることを、私たちは再認識する必要があると思います。

下記に參考に海外サイトを掲載します。名工ギターや俁野氏の経歴についてやたら詳しいです。
A Look at Vintage Japanese Classical Guitars
https://classicalguitarmagazine.com/fretwork-a-look-at-vintage-japanese-classical-guitars/

 こうした良質(zhì)なギターを容易に入手できる私たちは幸せな時代に生きているのであり、世界中見渡してもこんな環(huán)境でギターを楽しめる國は他にないと思います。このオークションで勉強させてもらった私の率直な感想です。

 さて、出品のギターですが7?8年前にこちらで落札したものですが、表面にわずかな打痕、裏面のケースとの接觸點にわずかな白泥?変色があります。また、目立たないですが、ネック付け根の右側(cè)サイドに衝撃のためと思われる極く軽い傷があります。しかしながら全體的には狀態(tài)は非常に良く美品といって良いと思います。
 またネックの狀態(tài)は調(diào)弦時でごくわずかな順ぞりが見られますが、1弦12Fで現(xiàn)高約3ミリと良好な狀態(tài)を保っており、サドルの出代も3ミリくらいありますから調(diào)整も十分可能です。弦長は650ミリ?ナット幅52ミリとなっています。
 セルバンテスギターに対する多くの感想と同様に、私も大きく豊かな鳴りのするギターだと思います。最近のサバレスカンティーガプレミアムといった弦に張り替えたらどうなるか妄想を刺激するものがあります。

 気持ちよく演奏できるようにクリーニングしてから発送します。梱包は開梱後のゴミの処理も考え出來るだけシンプルに寫真のハードケースにプチプチを巻いた程度で発送したいと思います。ハードケースは輸送用程度とお考えください。以上不明點があればご質(zhì)問ください。寫真をよく見てノークレーノーリターンでお願いします。