御存知!Juliette Greco 集大成的ベスト盤 「Merci !」 二枚組仕様國內(nèi)盤 新曲及びボーナス楽曲付 未開封新品でございます。
表示はございませんがリマスターが成されている模様。
現(xiàn)在主流のフラットマスタリング方式によるものの感がございますが、アナログ感を非常に重視した溫かみのある音質(zhì)で音楽の起伏に配慮したもの。
オリジナルに即しながらも細(xì)かいヴォーカル表現(xiàn)の再現(xiàn)にも相當(dāng)注意を払った感がございます。
內(nèi)容は言わずもがな。
2015年Juliette Grecoはツアー及びステージの活動からの引退を表明、最後のツアーに合わせ選曲?制作されたベスト盤でございます。
単なるベスト盤とは異なるもので、Juliette Greco自身が現(xiàn)在でもピンとくるもの、歌いたい楽曲を選曲したというもの。
集大成的なベスト盤でございますが、ノスタルジーではなく現(xiàn)在を重視した事がミソ、でございます。
また新曲が収められている事もミソ。
ツアーのタイトルにもなった新曲「Merci」でございますが、65年に渡る活動とりわけツアー、という感がございます。
「シャンソンは詩人のひとり舞臺、人生の喜怒哀楽そして人間の業(yè)を歌う」とも言われます。
様々なスタイルがございますが、このJuliette Grecoは不條理な世に凜と生きる一人のパリ女性の喜びと悲哀を演じてきた感がございます。
たとえ大ヒットを見込める楽曲であろうとしっくりしないものは採用しないという方でございますが、自身と重ね合わせてきた感もございます。
「美しく舞臺を去る」その節(jié)目に自身の歩んだ道を振り返る、そして「感謝」。演じるというよりはむしろ自身という感のある楽曲でございます
日本盤のみのボーナス楽曲二曲でございますが...............
このJuliette Greco自身の活動にも時代の波が襲い掛かり、母國フランスでも「興味の欠如」という理不盡な扱いを受ける時期がございましたが、
ここ日本では熱心なファンに支えられ高い評価を受け、活動の勵みにもなった感がございます。
その熱心な日本のファン向けに特別に選曲..........という感がございます。
嘗ての日本の音楽ファンは世界の潮流とは一線を畫し、獨自の感性で音楽を評価する事で知られた存在。
その姿勢が「自由を求めて政治體制と戦う人々」という”息子よ歌いなさい”の歌詞に繋がる事。
そして本編の選曲から外されたものの25年にも渡り歌い続け、愛された”失われし年月”。
まさに「Merci !」という感がございます.....................但し、「感謝。されど媚びはしない」ではございますが...................................
嘗てジャズ偉人Miles Davisと戀に墮ち........というJuliette Greco。
更にはJuliette Grecoの歌う「枯葉」を気に入り、自身のグループのレパートリーに加え、後のDavis/Shorter/Hancock/Carter/Williamsの黃金のクインテット期にも取り上げる程。
「アメリカに來い!」というMiles Davisに、「パリが好き」というJuliette Greco。袂を分かつ事となりますが、Miles Davisの晩年まで交流が続いた模様。
才能の高さと美しさ、凜として媚びない姿勢がMiles Davisを惹き付けた感がございます...................................
嘗て故Phil Lynottというミュージシャンがおられました。
かの名バンドThin Lizzyの頭脳で、活動期に二作詩集を出版という異色感の或る方でもございました。
Thin Lizzy自體がHR/HMにカテゴライズされるバンドでございますが、歌詞は正に詩人と呼ばれるもの。
字余り的な歌詞をぼそぼそとしたボーカルに乗せ楽曲に紡いでいく....という方ではございましたが、Juliette Greco等に代表されるのシャンソンの有り方を參考にしていた感がございます。
また、ソロ作や関連を含め(分野が分野と言えど)洗練され灑落た感覚やメロディ?感傷重視の楽曲も目立ち、また詩人として歌詞重視でテーマも広いもの。
そもそもデビュー時には「フォークか?ロックか?」とも揶揄もされましたが(特にアメリカ系の)歌詞重視のフォークとは明らかに異なり、
アイルランド系トラッドの影響を強(qiáng)く受けた音楽性なれど、シャンソン系のメロディアスで灑落た感覚を取り入れた感が見受けられるもの。
現(xiàn)在では金メダルソング(笑)として知られる(故Phil Lynott盟友)故Gary Moore「パリの散歩道」。
原曲では故Phil Lynottによるヴォーカルとベース、作曲面でも絡(luò)んでいたのでは?という感のある楽曲。同傾向の名曲”Spanish Guitar”も灑落た感覚を持つもの。
何をか言わんや、でございます...................................................
ノスタルジーに包まれて、ではなく、「美しく舞臺を去る」。
往年の過去作からはCD1に、世紀(jì)を越えて、がCD2。
ベスト盤となると音の調(diào)整を図る面がございますが、(リミックスではないにせよ)現(xiàn)代感を持たせるという工夫が成されている感があり、
ここにもJuliette Grecoの意向と美學(xué)が隠されている感がございます...................................
この機(jī)會に是非。
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