自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので経年変化はございます。ご理解頂ける方に、ご検討をお願(yuàn)い致します。


コンサートが始まる直前の、あの昂ぶりが心地よかった。生活のささやかな出來事を呪文のように並べた歌が好きだった。やがて音楽が終わり、アンコールの手拍子に呼び戻される瞬間が嬉しくてならなかった。みんな、革ジャンの下は素肌で生きていた。夢だけは手放さなかった。ロックの輝きに無垢な魂を燃やして…?！?0年代のロックシーン、ひたむきな情熱の光と影を、等身大に活寫する。


魂が歌わせるんだ（魂が歌わせるんだ；大きなタマネギ；プライド　ほか）
ベルを鳴らせ（小さな集合體；ワンナイトスタンド；ローディ?ブルース　ほか）
アンコールは何をやろうか？（音の風(fēng)景；失われていく音；音の妖精たち　ほか）


レビューより
いまや小説家の肩書きがメインになった辻さんが、自らの音楽活動(dòng)や音楽仲間、音楽自體への思いを綴ったエッセイです。 音楽仲間については、明治大學(xué)生チョッパーベーシストＳと1つの玉ねぎを“山分け”したこと（ファンクラブ會(huì)報(bào)フラジルにも掲載されたエッセイ）、アルバイト先の歌舞伎町のジーパン屋で知り合ったベーシストＨへのクビ宣言、スタジオミュージシャンＡとの切ない別れ、ＰＡのＫさんの過労死による突然の逝去な ど、胸に訴えかけてくるエピソードが多いです。


いつもの作家辻仁成さんの「文學(xué)」ではなく、ミュージシャン 辻仁成(ジンセイ)の「青春」や「戀」を垣間見る事が出來て、新鮮でした。 それはお金が無くてカレーパンを盜んだとか いつかあの舞臺に立ってやると渋公の裏のボロアパートに住んだとか 最悪の狀態(tài)でステージに立った話等々???。 文學(xué)者としての地位を確立した彼の今まで見られなかった 生活のヴィジョンが顕著に表れていて 彼も僕らと一緒でその辺にあるものや何処にでもいる人達(dá)に 色々な影響を受けていたんだなぁと...