但し、制作時に生じたノイズ等の処理が成されている感がありリミックス感がございます...........................
內(nèi)容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
Tony Iommi(G)、Geezer Butler(B)、Ronnie James Dio(Vo、ex-Elf、Rainbow)、Bill Ward(Ds)。
そして以後恒例になるゲスト參加故Geoff Nicholls(Key、ex-Quartz)となります。
プロデュースはかのMartin Birchとなります。
(かのDerek Lawrence配下のエンジニアで第一期Deep Purple、Wishbone Ash等を手掛ける。
その後プロデューサー獨立。第二期/第三期/第四期Deep Purple、Fleetwood Mac、初期Whitesnake、Rainbow、Iron Maiden等を手掛ける)
七十年代後半に突入し、八十年代に向け新たな音楽性の模索が始まった音楽シーン。
Black Sabbathも多分に漏れず模索が始まる事となります。
そして名作と呼ばれた「Sabotage」の大作主義を反省しベスト盤リリースのインターヴァルを経てコンパクトな意欲作「Technical Ecstasy」を制作。
但し、意欲的ではあったものの(商業(yè)面含め)結(jié)果は芳しくなく、バンドは不穏な空気が流れる事となります。
「Sabotage」から音楽性に不満を感じていたOzzy Osbourneが「色彩のある音楽をやりたい」と脫退。
嘗てTony Iommiが手掛けたNecromandus(作品は當(dāng)時お蔵入り)のメンバーと結(jié)び付き、バンド構(gòu)想を練る事となります。
またBlack Sabbathは(Fleetwood Macを理不盡な扱いで解雇された)David Walker(ex-Savoy Brown)を後任に迎え、新作制作に入ります。
されど思う様な結(jié)果が得られなかったOzzy Osbourneがバンド復(fù)帰を懇願。
バンド側(cè)は受け入れ、紆余曲折の制作の上に新作「Never Say Die !」が完成。
(Ozzy Osbourne曰く「他人の曲は歌えない」とDavid Walker在籍時楽曲を拒否の為、再作曲?再アレンジ等々........)
デビュー10周年記念とツアーにも勤しみますが、新作は不評。
またライヴではデビュー後勢いに乗るVan Halenを前座に迎えるものの、
新世代のギターヒーロー”Edward Van Halen”擁する新世代の音楽性にバンドが追い遣られる始末。
ツアー後は様々な不振の責(zé)任問題を巡りバンドは非常に不穏な空気が漂う事となり、最後にはOzzy Osbourne解雇と相成ります。
不穏な空気は更に続き、遂にはGeezer Butlerが離脫。バンドは存亡の危機を迎える事となります。
似た時期にバンドを解雇された初期Rainbowの立役者たる名ヴォーカリストRonnie James Dio。
かのAl Cooper/Jeff”Skunk”Baxterとの新バンド構(gòu)想からのアプローチを斷り、
(前者は”Bob Dylan”、Mike Bloomfieldで御馴染み”Super Session”等、後者はかのSteely Dan/Doobie Brothers/かのHuey Lewisとの”Clover等、
かの名手Glenn Hughes(現(xiàn)Black Country Commmunion、ex-Trapeze/Deep Purple、後にHughes/Thrall等)絡(luò)みのプロジェクト)
元レインボウ同僚名手Bob Daisleyとのバンド結(jié)成を畫策するも、
その名手Bob DaisleyがOzzy Osbourneのかの名手故Randy Rhodes含む新バンド結(jié)成に參加の為、崩壊。
(.....ここからOzzy Osbourneに対する僻みが始まる感が.........)
そのフリーな立場にあった故Ronnie James DioにBlack Sabbath側(cè)がアプローチ。
加入の承諾を得、そして嘗てTony Iommiがプロデュースした”Quartz”のリーダー格名手故Geoff Nichols(Key、G、B-vo)をスカウト。
ベース兼任をさせ制作に取り組む事となります。
(その後に助っ人として故Ronnie James DioのElf~Rainbow時代の同僚Craig Gruber(B、後にGary Moore)を起用。
録音制作直前まで関わる事となります)
音楽性の取り決め?原曲制作が行われるうちにアメリカ配給レコード會社”Warner Brothers”は新體制の音楽性に興味を持ち、
ワンショットとして再契約。
そしてスタジオ録音制作に突入する直前に名手Geezer Butlerが復(fù)帰(Geoff Nicholsは本業(yè)に専念)。
本格的にバンドが動き出す事となる、という面倒な経緯がございます......................................
さて今作。
今作では一時離脫していたGeezer Butlerがスタジオ制作入り直前で復(fù)帰(代理ベースは故Geoff NicholsやCraig Gruberが擔(dān)當(dāng))。
Iommi/Dioに(クレジットは無いものの)Geoff Nicholsが絡(luò)むという今作の原曲制作には攜わっていなかった事実がございます。
そこがミソでございます。
そもそもBlack SabbathはTony Iommiと並ぶ重要な作曲者でもあるGeezer Butlerの権限が強いもの。
今作では原曲制作無參加であるGeezer Butlerの作曲/演奏者としてのリズム/リフ重視がない事から
初期Black Sabbath的なロック的躍動感やシンプルさ、勢いが非常に弱まったものとなっております。
へヴィではあるものの、以前の”Technical Ecstasy”でIommi/Osbourneそれぞれが狙ったメロディの色彩感が強く出た感がございます。
Tony Iommiのそもそも持つブリティッシュ?トラッド/クラシカル絡(luò)みの悲しげで甘美なメロディ感覚が強く全面に出たもの。
”Rainbow”的過ぎるとの批判がファンから挙がりますが、楽曲は非常に充実したものでございます。
(へヴィなリフ?メイカーとして知られるTony Iommiのそもそも強く持ち合わせるメロディ?メイカーとしての才能。
深いメロディアスさや繊細(xì)さ?綿密さがRonnie James Dioとの邂逅で強く前面に出ただけの感が.............)
巧みなメロディ感覚のみならず、非常に構(gòu)築性のある理路整然とした音楽性を指向したものでございます。
但し、一連のBlack Sabbath作品の中では(後のTony Iommi主導(dǎo)時代の作品と共に)異色感のある作品ではございます。
リリースすれば高評価に好セールス。
アメリカでのセールスもツアー動員も大好評。バンドは復(fù)活を遂げる事となります。
但し、以前のマネージメントがバンド無許可でリリースしたオリジナル期Black Sabbath全盛期のライヴ盤”Live at Last”。
(現(xiàn)行は”Past Live”と公式改訂?拡大化)
それが同じ時期にバンドを上回る大セールスを叩きだした事があり、
オリジナル期Black Sabbathの幻影がバンドの頭を擡げる事となります..................................
..............Ozzy Osbourneも同様に....................................................
さて、ボーナスCDでございますが..................
シングル及び12インチ盤B面に収められたライヴ録音/未発表ライヴ、”Lady Evil”のモノラル?ミックスによる貴重なシングル盤ヴァージョンとなります。
B面に収められたライヴ二曲は、1980年5月8日イギリス?ロンドン”Hammersmith Odeon”での実況録音からの抜粋。
未発表ライヴは、1980年8月10日アメリカ?コネチカット州ハートフォード”Civic Center”公演での実況録音からの抜粋となります。
雙方共に當(dāng)時の録音機材車を使用した公式録音の模様ではございますが、シングルB面収録ヴァージョンは盤起こしの模様でございます。
(音質(zhì)の有り方からラジオ放送用に録音された感がございます..................................)
されどノイズ処理等が施されたもので、良心的な音質(zhì)となっております。
ツアー極初期とは言え、案外非常に纏まったアンサンブル。
アルバムを踏襲したライヴ?ヴァージョンがミソ。
Ronnie James Dioも伸びやかに歌い上げており、後の(浪曲(笑......玉川良一か!)の様に)がなり立てるスタイルとは異なるものでございます。
Bill Wardの演奏は細(xì)やかでタイト。
離脫後に加入するVinny Appiceとは演奏スタイルが非常に異なる事が判るもの。
Black Sabbathの音楽性を構(gòu)成する重要な演奏者である事が判るものでございます。
正直どちらの公演も(前者はキチンとマスターテープを捜し出して)完全収録していただきたかった感がございます..............................................
この機會に是非。