
資料として保管のみですが、自宅保管品にご理解のある方にお願(yuàn)い致します。
「バーボン?ストリート」沢木 耕太郎
ニュージャーナリズムの旗手が贈(zèng)る、スポーツ、贅沢、賭け事、映畫(huà)などについての珠玉のエッセイ15編。第1回講談社エッセイ賞受賞。
ある時(shí)はひと気のない深夜のバーの片隅で、またある時(shí)は人いきれのする賑やかな飲み屋で、グラス片手に飲み仲間と語(yǔ)り合った話の數(shù)々――スポーツ新聞の文章作法、ハードボイルド、テレビと映畫(huà)、賭け事にジョーク etc……。
そんな話題を素材にして、ニュージャーナリズムの旗手が、バーボングラスのよく似合う15編の灑落たエッセイに仕立てました。講談社エッセイ賞受賞。
【目次】
奇妙なワシ
死んじまってうれしいぜ
クレイジー?クレイジー
わからない
ポケットはからっぽ
風(fēng)が見(jiàn)えたら
そんなに熱くはないけれど 運(yùn)のつき
シンデレラ?ボーイ
彼の聲 彼の顔
角ずれの音が聞こえる
退屈の効用
寅、寅、寅
ぼくも散歩と古本がすき
トウモロコシ畑からの贈(zèng)物
私はこれ(『バーボン?ストリート』)を読んだとき、ヤラレタ、完全にヤラレタと思ったものだ。それはノンフィクションをフィクションのように書(shū)く、エッセイを小説のように書(shū)く作家に遂にめぐりあったような気がしたからだ。
私は『バーボン?ストリート』をエッセイ賞の選考委員として読んだのであるけれど、それは直木賞の候補(bǔ)作品を読む時(shí)期でもあった。困ったことに『バーボン?ストリート』のほうが直木賞の候補(bǔ)作品よりも遙かに小説になっているのである
沢木耕太郎
鮮烈な感性と斬新な文體で注目を集める。『若き実力者たち』『敗れざる者たち』等を発表した後、1979年、『テロルの決算』で大宅壯一ノンフィクション賞、1982年に『一瞬の夏』で新田次郎文學(xué)賞、1985年に『バーボン?ストリート』で講談社エッセイ賞を受賞。1986年から刊行が始まった『深夜特急』三部作では、1993年、JTB紀(jì)行文學(xué)賞を受賞した。ノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995年、檀一雄未亡人の一人稱話法に徹した『檀』を発表、2000年には初の書(shū)き下ろし長(zhǎng)編小説『血の味』を刊行している。2006年に『凍』で講談社ノンフィクション賞を、2014年に『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を受賞。近年は長(zhǎng)編小説『波の音が消えるまで』『春に散る』