







アリアAC50 俁野勝作 ハカランダ 1971年頃 リ?コート、フルメンテ済み
トップ :シダー単板
サイド :ハカランダ合板
バック :ハカランダ合板
ネック :マホガニー
指板 :エボニー マグロ
弦長 :656ミリ
弦高 :12F 6弦4ミリ 1弦 3.2ミリ
フレット殘:10割 1ミリ
サドル殘 :1.5ミリ
弦巾 :ナット 42ミリ サドル 56.5ミリ
指板巾 :ナット 51.5ミリ 12F 62ミリ
ネック厚 :1F 20.8ミリ 9F 23.2ミリ
ボディ厚 :97~99~100
ペグ :アリアAT250 新品
重量 :1457g
ネック狀態(tài):僅かに順反り (実際にはこれ位が理想的です。ヴァイオリンも同じです。)
ブレース :サウンドホール上下に其々1本ずつのハーモニックバー
サウンドホール下中央から斜め下に伸びるトレブルトーンバー
6本のファンブレーシング 底部にハの字ブレース
ブリッジ下補(bǔ)強(qiáng)板無し
付屬ケース:梱包用の古いハードケース
@內(nèi)部にも良質(zhì)のハカランダが使用されています。外部よりも寧ろ內(nèi)部の方が良いです(笑)。
多くの方が好まれるワイルドな板目です。
@シリアルナンバーから1971年頃と推定しました。當(dāng)時5萬円のモデルは量産品では最高級器に屬しま す。ローズなら単板で製作がされる価格でした。1980年には10萬円、現(xiàn)在の貨幣価値では20萬円以上に相當(dāng)します。
@當(dāng)時俁野勝氏は、アリアの荒井氏に見込まれてアリアブランドのAC40とAC50を手掛けました。
リペア內(nèi)容
*全塗裝剝離後再塗裝 (剝離剤未使用)
?トップ:シェラックにて中仕上げ後、トップコートラッカー7分艶2回吹き付け。
(シェラックでほぼ仕上がっている狀態(tài)でしたが、敢えてラッカーでフィニッシュしています。シェラックは音響的には有利な場合がありますが、取り扱いに難があるためです。故野辺正二氏も同様でした。)
?他はウレタン半艶 導(dǎo)管を殘したセミオープンボア仕上げ
*トップ割れ補(bǔ)修 1か所 裏パッチ済み (ヒップ左際 畫像9枚目)
その他の黒い筋は割れでは無くシミです。
*サウンドホール內(nèi)指板下、割れ防止補(bǔ)強(qiáng)版追加
*指板調(diào)整、リフレット
*ペグ交換 アリア250 新品
*ナット、サドル交換 牛骨
*ピッチ調(diào)整の為ナット側(cè)指板1ミリカット後、ナット、サドルにて全體のピッチ調(diào)整済み。
高級機(jī)でもオクターブ調(diào)整のみで、ピッチが狂っていてストレスがかかるギターは多く存在しますが、當(dāng)ギターは程良く調(diào)整してあります。
レストア後の音の所感
ローからハイまで満遍なく鳴り、よく唄います。伝統(tǒng)的なブレーシングの場合1弦の7フレット以上の鳴りが弱くなる現(xiàn)象が起きやすくなりますが(君島聡談:宿命だそうです)、當(dāng)ギターはトレブルバーがある為かハイフレットも良く鳴っています。ローは確り鳴りますが重すぎず、ハイもローに潰れないしっかりとした鳴りですがきつく無い音です。塗裝の影響があると思われます。メロディーが良く浮き出るギターと思います。
@俁野勝氏は元々ヴァイオリン製作家でいたが、1960年代より「名工楽器」にてギター製作をされ、自身のブランド名で多くのギターを殘しました。1970年代には『音の魔術(shù)師』と呼ばれ、完成しているギターを手製の棒で叩いて調(diào)整すべきところを見極め、その場で內(nèi)部の力木等を削って見違えるようにしたそうです。1970年代後半には「アストリアス」の立ち上げに參加し、1981年頃まで製作を続けました。
@その他ブレーシングの剝がれ、音詰まりやビリ付き、フレットの浮きや引っ掛かりなど有りません?,F(xiàn)狀快適に使用できます。『中古で安く買ったはいいけど、不具合が多く結(jié)局高上りになってしまった』と言う事が多くありますが、當(dāng)ギターはその様な事は全くありません。全て厳重にチェックしています。
@新品では無くレストア品ですので、新品の様な完璧さを求める方は入札を遠(yuǎn)慮ください。
畫像には寫りきらない僅かな傷や欠點(diǎn)がある場合が有ります。ご了承ください。
ヒップ付近に15ミリ程の淺い押し傷が有ります。畫像10枚目
3Nにてお願いします。(いたずら入札、お控えください)
@発送は入金確認(rèn)後、3日以內(nèi)とさせていただきます。輸送用の古いハードケースに入れて発送します。