サンキュー』(Thank You) は、1993年発表の前作『デュラン?デュラン』(通稱「ウェディング?アルバム」)に続く作品として、1995年4月にリリースされたデュラン?デュランによるカバー?アルバム。チャートでは好成績を殘し、Billboard 200 では19位まで上昇したが、音楽評論家たちからは酷評された。
このアルバムには、「史上最低の音楽 (worst music releases of all time)」だという酷評が集まっている。『Q』誌の編集部は、2006年に作成した「史上最低のアルバム50枚! (The 50 Worst Albums Ever!)」のリストの首位にこのアルバムを挙げた。2014年、『アイリッシュ?タイムズ』紙のブライアン?ボイド (Brian Boyd) は、「「録音された音楽の歴史上、まさしく最低の1枚」として間違いなく知られる (accurately known as 'the single worst album in the history of recorded music')」としてこのアルバムに言及した。
タイトル曲であるレッド?ツェッペリンの曲「サンキュー (Thank You) は、1994年の映畫きっと忘れない』のサウンドトラック盤に5分06秒の短いバージョンで収録されたのが初出である。さらに短い4分12秒のバージョンを収録した、レッド?ツェッペリンへのトリビュート?アルバムEncomium: A Tribute to Led Zeppelin』がリリースされたのは、フル?バージョンがこのアルバムに収録されるひと月前のことであった。
このアルバムからのシングルは、グランドマスター?メリー?メルの「ホワイト?ラインズ (White Lines (Don't Don't Do It))」と、ルー?リードの「パーフェクト?デイ (Perfect Day)」であった。イタリアスペインでは、「レイ?レディ?レイ (Lay Lady Lay)」もシングル化された。
ローリング?ストーン』誌のJ?D?コンシディン英語版は、「ここで演奏されるアイデアのいくつかは、驚くほど間違った考えによったもので、エルヴィス?コステロの「ウォッチング?ザ?ディテクティヴス (Watching the Detectives)」がイージーリスニング風に編曲されていたり、レッド?ツェッペリンの「サンキュー」がクリス?デ?バーのカバーのように演奏されている。しかし、イギー?ポップの「サクセス (Success)」をゲイリー?グリッターの曲のように仕立てたり、「911イズ?ア?ジョーク (911 Is a Joke)」をパブリック?エネミーというよりベックのように聞かせるというのは、ある種の呆けた天才がなければできないことだ」と述べている。
アルバム『サンキュー』からの最初のシングル「パーフェクト?デイ」は、そこそこのヒットとなり、全英シングル?チャートで28位まで上昇した。アメリカ合衆(zhòng)國では、Billboard Hot 100 にはわずかに屆かず、1995年6月24日付101位が最高だった。そのB面に収録されたヴェルヴェット?アンダーグラウンドの「ファム?ファタル(宿命の女) (Femme Fatale)」は、1993年のアルバム『デュラン?デュラン』(ウェディング?アルバム)にも収録されていた。
ルー?リードは、デュラン?デュランのバージョンの「パーフェクト?デイ」について、このアルバムに付録として付けられたエレクトロ?プレス?キット (EPK) で、「自分の曲としては最高のカバーだ (The best cover ever completed of one of my own songs)」と述べている。

試聴のみ。綺麗な狀態(tài)です。
邦盤。解説、歌詞、対訳付き。
サンプル。