


柿右衛(wèi)門と並んで有田焼の代表的窯元である今右衛(wèi)門の「錦柘榴絵額皿(にしきざくろえがくざら)」です。飾るための皿で、専用の木製の皿立てが付屬しています。
柘榴(ザクロ)は、実の多いところから、子孫繁栄を意味する縁起のいい図柄とされ、江戸時(shí)代の色鍋島にも多く描かれています。
直徑22cm、高さ3.5cmです。
自宅長期保管、無傷、未使用です。以前、千代田區(qū)に今右衛(wèi)門のショールームがあった頃に購入したものです。當(dāng)時(shí)5萬円+消費(fèi)稅で、現(xiàn)在も同じタイプが消費(fèi)稅込み5萬5千円で販売されています。
未使用の理由は、この図柄を気に入った前所有者がおもてなし用の食器として6客注文し、割れたときの場合の予備としてこの1客を取っておいたという事情によるものです。
付屬の桐箱もきれいでシミなどはありません。當(dāng)時(shí)の今右衛(wèi)門の小さいパンフレットも変色していますが、當(dāng)時(shí)のまま殘っています。
飾るための皿ではありますが、食器として刺身、ちらしずし等を載せることも可能です。ただし、赤絵の部分を何十年も持たせるためには、皿の上でナイフやフォークを使ったり、金串でキコキコするのは避けて下さい。
また、他の食器や箸などが觸れないように間隔を置けば、食器洗浄機(jī)も使用可能です。
さすがに電子レンジやオーブンの使用は避けて下さい。當(dāng)社スタッフは、有田焼の有力な窯元の1萬円前後の食器を日常的に電子レンジに入れて使ってみて、大丈夫とのことですが、さすがに今右衛(wèi)門、柿右衛(wèi)門クラスのものは怖くて試しておりません。
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江戸時(shí)代の鍋島藩の御用窯では、市場に出さない獻(xiàn)上品、贈答品、城內(nèi)品としての「色鍋島」が製作され、今泉今右衛(wèi)門家は御用赤絵師を務(wù)めてきました。藩の庇護(hù)がなくなった明治6年、10代今右衛(wèi)門が今右衛(wèi)門窯を築き、色鍋島の伝統(tǒng)を受け継ぐ磁器の製造を始め、現(xiàn)代に至っています。
代々の今泉今右衛(wèi)門が代表を務(wù)める「色鍋島今右衛(wèi)門技術(shù)保存會」は、國の重要無形文化財(cái)保持団體(いわゆる人間國寶)の認(rèn)定を受けています。
時(shí)々昔の國定教科書に出ていた柿右衛(wèi)門とどう違うのかときかれますが、ザックリいいますと、柿右衛(wèi)門の素地が赤絵の映える乳白色の「濁手(にごしで)」であるのに対し、今右衛(wèi)門の素地は青白いです。また、今右衛(wèi)門は、鍋島藩の「色鍋島」の伝統(tǒng)を引き継いでいて、灑脫というより端正な印象の作品が多いです。