風の中でのキャストと回避性能を両立した「もうひとつのFモデル」
■RUDRA130シリーズ
2005年にリリースされたバス用13cmミノーのパイオニアで、SPだけでなくFモデルとSモデル、そしてO.S.P Works Secondaryシリーズに重心固定のSFモデルがある?,F(xiàn)在ではバスだけでなく魚種を問わず國も問わず活躍の範囲を拡大し続けている。釣果の裏付けは飛び?泳ぎ?フラッシング?サウンドなどのトータル性能の追求。それは確立してきたルアー開発メカニズムの凝縮で、例えば強度を維持しつつ軽量化が可能なハニカムスーパーHPボディ(PAT.)によるハイレスポンスな泳ぎ。板狀固定ウエイト+複數(shù)個で小型化した移動ウエイトによるWの低重心化。計算されたボディ形狀が生み出すロングキャスト性能。フラッシングを生み出すフルフラットボディ。これらの釣り勝つための全要素を漏れなく突き詰めて開発されたのがRUDRAである。
■MSF(ミディアムスローフローティング)の狙い
ルドラはSPが20gに対してFは17gで、あえてハイフロート寄りにしている。それでも重心移動により多少の風であれば問題なくキャストできるが、強風になるとSPが斷然優(yōu)位。一方でタダ巻きのレスポンスやボトムノックでのキレ、回避能力などはFの獨斷場である。つまり、その間を狙ったのがMSFでその自重は18.2g。重心移動にタングステンウエイトを2個使用したことでFで対して移動ウエイトの重量が約2倍になった。この1.2gの違いはルアーの性能を大きく豹変させる。例えば強風の中でオカッパリからロングキャストで根掛かりの恐れがあるポイントを攻めたり、Fモデルを使用するにはウィードトップが低いタイミングでSPに近い感覚のMSFとして浮かせて躱す攻略が可能。つまりMSFはSPとFのやや大きかった隙間を突くアイテムであり、実釣においては想像以上の場面で活躍し、確固たる存在感を示せるもう一つのフローティングモデルである。