柳原美知代と夫が自宅で殺されたのは一人娘の美沙が遠(yuǎn)足に行っている間だった。帰宅後、両親の慘殺死體を見た美沙は、心に致命的ともいえる深い傷を負(fù)ってしまう。だが美知代は死んではいなかった。意外な形で蘇った美知代は六年後、成長(zhǎng)した美沙と再會(huì)する。しかし美沙は深刻な人間不信に陥って、人を愛することも、愛されることもできなくなっていた…。文庫(kù)書き下ろし長(zhǎng)編。