【詳細(xì)】
初版帯付 津原泰水 ペニス 雙葉社刊

2001年4月5日初版 雙葉社発行

冷凍庫(kù)のなかの子供の屍體を見つめる初老の男。ふと脳裡に泛んだこのひとつの情景が、物語を隅隅に至るまで確定してしまいました。男はインポテンツであらねばなりませんし、好きな音楽はチャイコフスキーであらねばなりません。男は公務(wù)員です。おそらくは大公園の管理人です。そして屍體である子供の正體を、彼はさっぱりとわからずにいます。―さまざまな時(shí)制を飛び交いながら、物語は多元的に収束していきます。果てしない推理小説でもあるし、もの悲しいポルノグラフィでもあります。

津原泰水
1964年広島県生まれ。1989年に少女小説家津原やすみとしてデビュー。1997年、津原泰水名義の長(zhǎng)篇ホラーである『妖都』を発表。幽明志怪シリーズなどの幻想小説で人気を博す。2006年の自伝的小説『ブラバン』がベストセラー、2009年発表の『バレエ?メカニック』は本格SFとして各種ランキングを席巻。2011年の短篇集『11』が第2回Twitter文學(xué)賞を受賞、収録作の「五色の舟」はSFマガジン「2014オールタイム?ベストSF」國(guó)內(nèi)短篇部門第1位同作は近藤ようこにより漫畫化され、第18回文化庁メディア蕓術(shù)祭?マンガ部門大賞を受賞

【狀態(tài)】
経年劣化により強(qiáng)めの焼け、シミ、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。