







自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
生きっぱなしの記 阿久悠
歌は言葉。今日も書く、死ぬまで書く。真空の時代に言葉をなくした日本人へ。
目次
序章 癌とテロリスト
戦爭しか知らない
旅立ち
無名のころ
作詞のこころ
期待以上
終章 生きっぱなしの記
登場する方々
越路吹雪 加山雄三 クレイジーキャッツ
山口百恵 桜田淳子 巖崎宏美 中森明菜
森田公一 和田アキ子 小林亜星 北山修
森昌子 ザ?モップス ビートルズ 中村泰士
ピンクレディー 新沼謙治 三木たかし
ペドロ&カプリシャス 高橋真梨子 美空ひばり
上村一夫 牧伸二ほか多數(shù)
レビューより
阿久悠の私の履歴書の追記版。若い頃は広告會社と放送作家の掛け持ちで2年間頑張って平均睡眠時間3時間。常に前向きに妥協(xié)もせずに頑張る。書き溜めた企畫書も糧になっている。70歳という現(xiàn)代としては若くして死んだのは殘念。
単に時系列に阿久の自分史を綴ったものではない。子供時代を振り返りながら戦後を考え、就職先を振り返りながら友人?上村一夫を想い、作詞家スタートを振り返りながら歌謡曲を俯瞰する。そこには、阿久のメッセージが誠実に込められている。結果として、この自伝は、死の気配が漂うものとなった。事実、本書には「遺言」という文字も出てくる。しかし、タイトルが示す通り、阿久はあくまで生きることにこだわっている。そのことに、胸が熱くなる。