前作の『深?!护瑑?nèi)に向かうエネルギーだとすると、本作は正反対の外へ向かうエネルギーとしてとらえることができる。<2><5><6><10><12>ほか、アルバムの半分ほどが大ヒットシングル曲。ほかの曲もミスチルファンの間で評判の高い名曲ぞろい。
聴きやすさと、お得感もあって水準(zhǔn)の高いアルバムに仕上がった。ミスチルビギナーにまず聴いてほしい1枚である。アルバム全體の軸となる「夢も希望もないけれど、でも生きていくしかない、生きていこう」という內(nèi)省的で、かつ前向きな気分は<8>に最も強(qiáng)く投影されている。(生野 舞)