?書籍名 : Haworthia Revisited: A Revision of the Genus
?著者名 : Bruce Bayer
?出版社:Umdaus Press, South Africa
?発行年:1999年
?形式 : 洋書(英語)、132×250mm、300ページ、ハードカバー
手元に余部があるので出品します。25年前の書籍ですが、新本在庫として入手しています。カバーにスレや折れ、角潰れは無く、內(nèi)部も未使用のため、狀態(tài)は極めて良いと思います(寫真參照)。
<書籍説明>
本書は1982年の’The New Haworthia Handbook’をベースに、1999年當時のHaworthia屬全種のアップデート版リビジョンとなります。その後に小分けで分類學的な変更をHaworthia update 1?11(2002?2012)として、やや薄めのジャーナル形式で出版されています。 現(xiàn)在のHaworthia分類學における基本は本書となり、重要文獻の一つとなります。
著者は南アフリカ共和國出身のMartin Bruce Bayer(マーティン?ブルース?ベイヤー、1935?2023)となり、カルー植物園に席を置き、世紀を跨ぐ形でのHaworthiaのオーソリティとなります。1970年代から先駆的にHaworthia屬の分類學的な研究を開始し、その後、緻密なフィールドワークと共に分類學的な研究を続け、様々な書籍の出版やジャーナルへの投稿を行ってきました。殘念ながら、今年の10月に逝去しました。
Haworthiaは亜屬レベルと種レベルの分類が非常に難しいようで、同種內(nèi)とされていても集団間で変異が大きく、また同集団內(nèi)でも様々なタイプの出る種もあります。
國內(nèi)では數(shù)年前に一時、流行に火が付き、選抜や掛け合わせによる改良品種や斑入り系統(tǒng)が、目が飛び出るような高値で取引され、多肉ハウス泥棒がニュースで報じられいたのも本屬目當てが多かったと聞き及んでおります。
一方で、株はコンパクトに収まり、ある程度日照を確保できる室內(nèi)でも育ち、株分けによるクローニングによってかなり簡単に増殖が効くことから、旺盛な市場の需要に応える事ができ、ポピュラーな屬として國內(nèi)の多肉植物市場に定著しました?,F(xiàn)在では、多肉植物を扱っているお店で見ない事の方が珍しくなり、花屋やインテリアショップでも良く見かけます。
ポピュラーな園蕓種として定著すると忘れがちですが、本書はHaworthiaは南アフリカ地域の野生種である事をまざまざと見せてくれます。內(nèi)容としては、1999年當時のHaworthia全種の分類學的な整理をし、シノニムリスト、分布、形態(tài)記述、各地域の変異、生育環(huán)境、生態(tài)、研究課題等に感して詳細な記述を総合的に収録したリビジョンとなっており、厳しい環(huán)境の自生地での姿を多くの寫真で見る事が出來ます。
この後はB. BayerのHPで部分的な分類學的なアップデートを十數(shù)年出し続け、一方で英國のHaworthia Societyのジャーナルでも様々な分類學的な整理や栽培品種の整理が進んできていますが、総合的なリビジョンは本書以來出版されていません。著者が逝去されてしまったので、本書が最後のリビジョンとなっています。