ある日、アパートの一室で腐亂死體となって発見された兄の死臭を嗅いで以來、朝倉ユキは死臭を嗅ぎ分けられるようになった。兄はなぜ引きこもり、生きることをやめたのか。そして自分は狂ってしまったのか。悩んだ末に、ユキはかつての指導(dǎo)教授であるカウンセラーのもとを訪ねるが…。彗星のごとく出現(xiàn)し、各界に衝撃を與えた小説デビュー作。