不幸なことなど何もない、しかし決して幸福ではない佐和子?25歳。その彼女の生き方を変えたのは、殘された祖父の日記帳だった。パリで暮らした祖父の本當(dāng)の姿を捜し求めることで、大切な何かを追い求めていく彼女が見つけた答えは!?息づまる展開の中、普通の一人の女性の成長を描いた宮本文學(xué)の傑作。