この度はご閲覧いただきまして、ありがとうございます。送料込みの設(shè)定とさせていただきます。


狀態(tài)…昭和34年3月初版。函入り。
  経年劣化あり。特に函のイタミ、汚れ大。本體もカスレ、茶褐色に変色しています。
  ただ昔の本は製本が丈夫ですので、通常読む分には全く差し支えありません。

紹介…「私本太平記」は吉川英治の戦後の代表作であり、足利尊氏に初めて人間的な光を當(dāng)てた作品として知られています。
  昭和33年1月から毎日新聞で連載がスタートし、今回出品の本はそれが初めてまとめられた「初単行本の初版」です。
  吉川英治ファンの皆さま、「私本太平記」は全巻揃いですでにお持ちのことと存じますが、初刊?初版本をコレクションしてみる…というのも如何でしょうか。

  何を隠そう、出品者は新田源氏の末裔です(ウソ)。
  新田義興の八男?八郎義幸が現(xiàn)在の東京都葛飾區(qū)周辺に割拠したのが我が祖であります。
  代々の徳川將軍家の庇護(hù)も厚く、日光參詣の折には千住宿で駕籠をおり、我が家の方へ向かって一禮したものでした(ウソ)。
  だから先祖代々、新田義貞のファンです。
  蔵書(shū)をしらべてみると、小林鶯里という人の書(shū)いた昭和初期の義貞伝を皮切りに、新田次郎の「新田義貞」(ニッタばかりで紛らわしい)、「我が旗を鎌倉(cāng)に立てよ」、そして最近の安倍龍?zhí)伞噶x貞の旗」に至るまで、義貞ひいては南朝側(cè)から描いた本ばかり見(jiàn)つかりました(他にも山岡荘八や鷲尾雨工作品など)。
  この「私本太平記」で足利尊氏にシフトチェンジしたのかと思いきや、やはり義貞公を裏切ったりはしていません。
  一巻目しか買(mǎi)わなかったようで、二巻目以降は1991年の大河ドラマ化の時(shí)に買(mǎi)い集めた、現(xiàn)在も流布している吉川英治文庫(kù)(講談社)のものでした。
  なぜ一巻目しか買(mǎi)わなかったのか、今となっては確かめる術(shù)もありません(もしも全巻、初版で揃えていたらお寶になっていたのに…)