クリスマスまであと二日、窓々からきらめくツリーが見えるころ、キャシーは、カリフォルニアに嫁いだ姉が戀しくてならなかった。今年の夏まで姉妹はふたりきりの生活で、いつも一緒だったのに。キャシーがため息をついていると、居間の電話が鳴り、姉の夫の息子にあたるマットが、プレゼントを?qū)盲堡藖恧毪趣い?。掃除を終え、バタークッキーを焼いているところへマットが現(xiàn)れ、あわてたキャシーはやけどをしてしまう。気難しそうなマットが懸命に手當(dāng)てをしてくれた。クッキーとコーヒーを前に、すこしずつうちとけていくふたり。やがて彼は「メリー?クリスマス」とつぶやくなり帰っていった。