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アレキサンドライトは、寶石の王と呼ばれますが、太陽光の下では、ブルーグリーン、室內光の下では、褐色から赤紫に変化する神秘的な寶石です。


 晝間は、エメラルド、夜はルビーと呼ばれるほどの色変わりのあるものは、オークションの寶物です。

 産地の多くは、ロシア、ブラジル、スリランカ、インド、アフリカ等になります。

 元々は、ロシアで発見されたものですが、今では、ほとんど採掘されなくなり、希少で高価なものになってます。

 次にブラジルで高品質のアレキサンドライトが採掘され、その中でエメラルドマインという會社が、多くのアレキサンドライトの鉱山を手に入れました。

 ダイヤモンドでは、デビアス社が、鉱山を支配し価格をコントロールしたことが、有名ですが、アレキサンドライトは、エメラルドマイン社が、価格も品質もコントロールし、支配していました。

 しかし、採掘人達は、とても貧しかったため、採れた原石を隠して橫流しするものが、多くいました。

 その原石からは、それほど良いアレキサンドライトが採れないものも多く、カットもファセット面が少なく、テーブルが広すぎるものも多く、一目見て品質が違うことが、わかるようなものでした。

 勿論、橫流しのものでしたから、値段は、格段に安く売られ、これらは、泥棒の石と呼ばれて流通していました。

 悪貨が良貨を駆逐すると、いいますが、泥棒の石が出回るにつれて、アレキサンドライトの価値が、下がり一時は、良いものが、流通しなくなりました。

 ところが、鉱山の産出量も激減し、高品質のアレキサンドライトが減ったことで、希少価値が高くなりブラジル産のアレキサンドライトは、近年高騰しています。

 今良いブラジルのアレキサンドライトを持っているは、大切にしてください。

 ますます値上がりします。



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