ベルリンガラスは、ガラスの內(nèi)部にブラックのスカラップ柄を施した、ドイツ製?ハンドメイドのアンティークガラスです。

20年位前までは、まだ稀にであっても見つけられたベルリンガラス。
アイリスガラスやサフィレットガラス等と同じ、しかし遙かに珍しいコレクターズアイテムでしたが、今や幻のガラスと言っても過言ではないレアガラスになっています。

◆商品概要

フェストゥーンと呼ばれる、鎖骨の辺りで石を緩めて垂らした優(yōu)美なスタイルのとても珍しいベルリンガラスのネックレス。
このタイプは初めて見ました。
一段目はやや小さめの同じサイズ、二段目は一段目と同じサイズの端から中央にかけて大きくなるグラデーションになっています。
ガラス、ピンチベック風(fēng)の明るい金色の臺座、ボトルクラスプと呼ばれる筒型の留め具、全て1800年代後半のオリジナルです。

全體の配色をクリア?ブラック?ゴールドの三色でまとめたレトロモダンなデザインで、輝く星のようなベルリンガラスのデザインときらびやかなゴールドが、豪奢で華やかな印象を與えています。
ペーストですので、暗いところで光を當(dāng)てると星型がくっきりと浮かび上がり、キラキラしてとても綺麗です。
ブラックも綺麗に入っており、ペーストの質(zhì)も良いです。
全體的に非常に美しいネックレスです。

このベルリンガラス、ちょっと変わっていて、7個のアップルグリーン系の蛍光ガラスが混在しており、UVライトで光ります。
最初にチェックした時には臺座自體にも緑青が付著していたため、バックフォイルの汚れや劣化と考えていましたが、一粒外して背景の色を変えて再度チェックしたところ判明しました。
チェコ製カボションの蛍光サフィレットに見られるものと色味は同じですが、ファセットカットのうえ一部にフォイルも殘っており、また、硬質(zhì)的な質(zhì)感の違いもあり、透明感もあります。
ベルリンガラスはいずれもハンドカットで、サフィレットに見られるエドワーディアンのマシンカットの大きいビーズやモールドのハニカムカットの蛍光ガラスより時代が古そうです。
また、アンティークのクリスタルガラスには(現(xiàn)代のスワロフスキーにもあります)ブラウン系、あるいは古いピンクカラーのサフィレットのようなブラウン&ピンクにUVで変色(蛍光)するものがありますが、このベルリンガラスには、そのブラウン系の蛍光ガラスも混在しています。
一番下のドロップの他、向かって右側(cè)は、クリア?ブラウン?グリーン?ブラウン?グリーン?ブラウンと、紫外線下ではベルリンガラスらしからぬ、人工的な鮮やかさはない(発色がウランのようなネオン系ではなく、どちらかと言えば濃いというか暗い原色系統(tǒng)。発色自體はウランのように鮮烈ではなく、淡く地味だが美しい。モスアゲートや、土がクリスタルに入った石のような雰囲気の、自然風(fēng)味の天然石調(diào)の発色。人工的な色合いでない)ですがカラフルな色味を見せています。
色味はぼやけており、左側(cè)はクリア?ブラウン?ブラウン?グリーン?グリーン?グリーンとなっていて左右非対稱なので、恐らく意図性はない(以前同時代のサフィレットのブレスレットやサフィリーンのネックレスを販売しましたが、全て蛍光ガラスで揃っている)と思います。
しかし、こういった天然の原材料に由來する偶然の産物からの発想で、もっとはっきりしたカラーの蛍光(放射性)物質(zhì)の混入が行われるようになったのかも知れません。
カラータイプのベルリンガラスの蛍光ガラス自體はほとんどありません。
別のタイプの淡く蛍光するベルリンガラスのブローチは別途出品中ですので、參考までにご覧下さいください。

臺座の下部が閉じているクローズドセッティングの臺座でガラスに光を通しませんので、バックフォイルなし(劣化で剝げてしまっても)でも金屬的な輝きは変わりません。
臺座がフォイル代わりになって正面からの光を反射しますので、フォイルの剝がれによる見た目の劣化の心配なく身に著けられます。

豪華なデザインですが、繊細で全體的に華奢な作りです。
昨今ヴィクトリア時代風(fēng)のファッションも流行りですので、案外普段使いにも合います。

◆サイズ

▼ベルリンガラス
2列目の垂れ下がった部分の真ん中3つが最も大きく、左から9.14mm、中央が9.34mm、右が9.13mm、端に向かって6.87mm、7.32mm(測り間違いではなく、ここだけ大きくなっています)、6.25mm、5.97mm、5.12mm。
一列目の中央は5.26mm、向かってその右が5.33mm、その右隣が5.34mとなっています。
一番下のドロップは7.10mm。

▼チェーン
全長 41 cm

◆狀態(tài)

ベルリンガラスにはバックフォイルの剝がれあり。
臺座は緑青がわずかに付著している箇所があり、やや古美色ですが、金屬の変質(zhì)に因る変色はありません。
留め具はしっかり留まります。
ガラスや臺座にわずかな傷はありますが、身に著けた時に目立つものはなく、ほぼ無傷に近いです。
修復(fù)や置き換えなく、全體的にアンティークとしてかなり良い狀態(tài)です。

ガラス、臺座共にドイツ製。


お取引に當(dāng)たっては必ず自己紹介をご覧頂き、何かありましたらご質(zhì)問下さい。