本革で作った1本用のシンプルなペンシースです。
各社のショート軸萬年筆をイメージしてサイズを決定しています。

<1本ペンシースサイズ比較>
□1本ペンシース    :175mm x 40mm →Pilotカスタム等一般的な萬年筆用に
■1本ペンシース<S> :140mm x 35mm →各社のショート軸萬年筆等、細(xì)めで長さ120mm程度の萬年筆用に
□1本ペンシース<SS>:130mm x 40mm →セーラープロギアスリムミニ等、太めで長さ105mm程度の萬年筆用に

使用した革は革ジャン用に作られたタンニン鞣しの馬革1.4mm厚。
適度にオイルが入っており手觸りが心地よい革です。色は黒です。

製作は以下の通り、時(shí)間をかけて丁寧に行っております。
①床面の磨き
 タンニン鞣しの革ならではの工程です。
 革の裏面にフノリを塗布し、専用のガラス板を用いて均一に磨きます。
 これにより革の裏面が滑らかに仕上がります。
②革の接著
 革の接著面をヤスリで荒らし、ゴム糊を用いて接著します。
 次工程のミシン掛けの際、ずれないようにするために必要な工程です。
③ミシン掛け
 皮革製品に用いる工業(yè)用ミシンを使用しています。
 工業(yè)用ミシンにも色々ありますが、ステッチの締りが良いといわれる、半回転カマのミシンを使っています。
 直線的ではなく、ミの字のステッチになる皮革用の針で縫っています。
 糸は皮革用ミシン糸としてスタンダードなビニモを使用しています。光沢感のあるきれいな糸です。
④ヘリ落とし
 革のヘリは、そのままだと角が立っているため、サンドペーパーで角を落とします。
⑤ヘリ磨き
 床面と同じように、フノリを使って磨きます。
 この工程もタンニン鞣しの革ならではの工程です。
 この仕上げにより、持った時(shí)に手にやさしくなじむようになります。

大きさは縦/橫:140mm/35mmです。
寫真に寫っている萬年筆はパイロットのミューで、長さは120mmです。

念のため、出品するのはペンシースのみで、寫真に寫っている萬年筆は含まれません。