祇園のクラブのママ香由利は出入りの寶石商の営業(yè)マンから3.5カラットのダイヤモンドをびっくりするような安価で買った。このダイヤモンドが盜品だったため、ママは贓物故買の容疑で逮捕された。命の次に寶石が大事というママは、ダイヤを手放す気はない。弁護(hù)士事務(wù)所を開いて半年、仕事のない菊地弁護(hù)士は、たっぷり弁護(hù)料がいただけると、この事件を引き受けた。菊地の思惑どおり事件は広がっていったのだが、色と金、欲望に振り回されて、とんでもない罠にはまり込んでしまう。