バハマ諸島の小さな島、ペリカン島―インディアが母親の再婚相手の所有するこの島へやってきて十四年、義理の兄ネイサンを慕う無邪気な少女は義父のホテルを切り回す仕事熱心な支配人へと成長(zhǎng)した。それでも今なお八年前の出來事はインディアの心に暗い影を落とす。ネイサンが私にやさしかったのは、美しい母の気を引くため…。だからこそあんな事件を起こし、義父に島を追われたのだ。ところが義父の死によって、それ以來音信不通だったネイサンがペリカン島のすべてを受け継ぐ相続人として、その姿を現(xiàn)した。彼はこの島だけでなく私の運(yùn)命をも握っている。再會(huì)した義兄の野性的な魅力を前に、インディアは不安を覚えた。