【詳細(xì)】
初版帯付 深緑野分 ベルリンは晴れているか 筑摩書房刊

2018年9月25日初版 筑摩書房発行

総統(tǒng)の自死、戦勝國による侵略、敗戦。何もかもが傷ついた街で少女と泥棒は何を見るのか。1945年7月。ナチス?ドイツが戦爭に敗れ米ソ英仏の4カ國統(tǒng)治下におかれたベルリン。ソ連と西側(cè)諸國が対立しつつある狀況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領(lǐng)域で米國製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。米國の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報(bào)を伝えるべく旅出つ。しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり―ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。圧倒的密度で書かれた歴史ミステリの傑作

深緑野分
1983年神奈川県生まれ。2010年「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。13年、入選作を表題作とした短編集でデビュー。15年に刊行した長編小説『戦場(chǎng)のコックたち』で第154回直木賞候補(bǔ)、16年本屋大賞7位、第18回大藪春彥賞候補(bǔ)。18年刊行の『ベルリンは晴れているか』では第9回Twitter文學(xué)賞國內(nèi)編第1位、19年本屋大賞第3位、第160回直木賞候補(bǔ)、第21回大藪春彥賞候補(bǔ)となった。

【狀態(tài)】
経年劣化により多少の焼け、カバーにスレ、傷、フチヨレは御座いますが、全體的には概ね良好です。