オカン。ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きた人----。
四歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らした。やがてボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。
「東京でまた一緒に住もうか?」。
ボクが一番恐れていたことが、ぐるぐる近づいて來る----。
大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作。
200萬人が「家族」を思って涙した、2006年本屋大賞受賞作が待望の文庫化!

中古本ですが、綺麗な狀態(tài)です。