生姜市で賑わう秋の芝神明。町で美人と評(píng)判の川津屋と伊勢(shì)屋の娘が、破落戸に絡(luò)まれていた。そこを偶然通りがかった竜蔵の弟子?神森新吾に助けられた娘たちは、揃って一目惚れし、戀煩いで寢込んでしまう。もともと犬猿の仲である両家の母は、いち早く娘と新吾を會(huì)わせようと、お才の元へ飛び込んできた。新吾訪問の順番で、張り合う母親たち。そして、親同志の確執(zhí)をよそに、互いを思いやる娘たち。そんな中、伊勢(shì)屋の娘が川津屋に迫りつつある危機(jī)を心配していることを知った新吾は、竜蔵と共にその真相を探るため奔走する―(「第二話?戀わずらい」より)。驚くべき新事実も発覚の、書き下ろしシリーズ第四弾。