







【詳細】
帯付 有棲川有棲 ミステリ國の人々 日本経済新聞出版社刊
2017年5月25日2刷 日本経済新聞出版社発行 帯付
ミステリ小説という「國」には作家が造形した様々な「人々」が住んでいる。誰もが知る名探偵、事件の鍵を握る意外な人物、憎めない脇役、不可解だけれど目が離せない人……そんな人たちを通して、ミステリを読むおもしろさが何倍にも膨らむ「ツボ」を刺激してくれる、ミステリファン垂涎、読まず嫌いの小説ファンには目からウロコのエッセイ集。
ホームズ、ルパン、エラリー、金田一耕助という直球もあれば、明智小五郎の妻?文代といった変化球も織り交ぜつつ、本格ミステリの古典とされる『グリーン家殺人事件』やジョン?ディクスン?カーの密室モノ、ハードボイルドではロス?マクドナルド、ミステリの日本三大奇書とされる『ドグラ?マグラ』『黒死館殺人事件』『虛無への供物』まで目配りをきかせた人選は、格好のミステリ國へのパスポートになっている。
本書の最大の魅力は、古今東西の名編に、「有棲川有棲」がどのような読書體験を得られたかという個人的な経験が色濃く反映されていること。當然そこには作家だからこそ影響を受けた人物造形やトリックといった"栄養(yǎng)分"も含まれており、著者のファンはもとよりミステリファンにはたまらないエピソードばかりである。エッセイ集とはいえ1話読み切りスタイルでは必ずしもなく、取り上げたそれぞれの作品と登場人物が相互に響き合う連関性を保ち、読み進めていくうちにいつの間にか読者は、作品や登場人物を離れた「ミステリ國」そのものの奧深さに引き込まれていくだろう。作家ならではの読みが冴える待望のミステリガイド!
有棲川有棲
1959年、大阪市生まれ。同志社大學法學部卒業(yè)。在學中は推理小説研究會に所屬。89年『月光ゲーム』で作家デビュー。書店勤務を続けながらコンスタントに作品を発表し、94年から作家専業(yè)。2003年『マレー鉄道の謎』で日本推理作家協(xié)會賞。08年『女王國の城』で本格ミステリ大賞。著作は『雙頭の悪魔』『46番目の密室』『暗い宿』『亂鴉の島』『菩提樹荘の殺人』『鍵の掛かった男』『狩人の悪夢』など多數(shù)。2000年から本格ミステリ作家クラブ初代會長(05年まで)。07年から「有棲川有棲 創(chuàng)作塾」(大阪市)塾長をつとめる。
【狀態(tài)】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。