70歳の今も真っ赤なカマロを走らせるグランマは、ガスステイションで働く孫の志郎の、ままならない戀の行方を靜かに見つめる。ときに甘く、ときにほろ苦い、戀と人生の妙味が詰まった小説6粒。谷崎賞受賞。