東京創(chuàng)元社/1985 初版/778P

ヴァン?ダインの『グリーン家殺人事件』に觸
発され、秋川一家にまつわる連続殺人をテーマ
にして書かれた『殺人鬼』は、戦前の日本探偵
小説中、隨一といってよい本格物の一大収穫で
ある。そして、処女作「彼が殺したか」に始ま
る浜尾四郎の短編は粒揃いで、きわめて印象深
い。代表的作品「殺された天一坊」「悪魔の弟
子」など6編を収めた傑作集。

【目次】
彼が殺したか
悪魔の弟子
死者の権利
夢の殺人
殺された天一坊
彼は誰を殺したか
途上の犯人
殺人鬼
* * * * *
解説:〈法律的探偵小説〉の先駆者…権田萬治
浜尾四郎年譜:中島河太郎 編




狀態(tài):小口にヤケ、カバー背に若干の退色(日焼け)
   その他、スレ?ヨレ?小キズ?など相応の経年感
     あり。