







自宅保管の品です。中身は新品同様大変美品ですが古いものですので、表紙や帯など若干の経年変化はございます。保管時の悪さから1ページのみ下部にごく小さな折れがございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
三流 長嶋一茂
偉大すぎる父親。厳しいプロ野球の壁。野村監(jiān)督との確執(zhí)の真相。そして突然、襲ってきた過呼吸癥候群。絶望の先につかんだものとは?初めて明かされる一茂の素顔。感動のノンフィクション。
揺れる魂の軌跡。
目次
筆箱に「リベンジ」と彫り込んだ父の解任騒動
人間離れしている原始的パワーとスピード
チームプレーと個人主義は相反する概念ではない
先輩にヤキを入れられ続けても変わらなかった理由
立教大キャプテンとしての意外なチーム掌握術(shù)
1987年、神宮球場の栄光と挫折
戀人の実家で朝まで號泣し続けた大男
バットとパフェの落差
ドラフト、あの頃に戻れるなら自分をぶん毆りたい
長嶋家を支えた、母の苦言の意味〔ほか〕
レビューより
とにかく読みやすく興味深い內(nèi)容で、一気に読了してしまった。敗者の心理をファンが知ることは少ない。まずその點に惹かれた。一茂がプロで結(jié)果を殘せなかった事に関しても、本書を読むとおぼろげながら理由が浮かび上がってくる。小學(xué)校?中學(xué)校の大事な時期に野球経験が欠け、選球眼や守備時のボールへの反応など、視力や神経面でハンデを負(fù)ったこと。またサボり魔という世評とは裏腹に、好きな練習(xí)には打ち込みすぎるほどのめり込む姿勢から、オーバーワークで高校時代に故障した肘が年々悪化していったこと。これは特に三塁手に求められる力強いスローイングを不可能にし、一茂がレギュラーを摑めなかった主因となる。
野村克也という人間が世の中のイメージ通りの超陰険な奴で、1991年のヤクルトスワローズのコーチ陣にはそんな野村のご機嫌を取るだけの人間のクズみたいなのしか居なかったということがわかる本。
長嶋茂雄という國民的スーパースターが家に居る現(xiàn)実、父親の領(lǐng)域に実力的に全く踏み入れることのできないプレッシャーで、人格が壊れ、精神を病んでいく様子がリアルに描かれている。