阪神淡路地區(qū)を大地震が襲った日、36歳の仙田希美子の平穏な人生も崩壊を始めた。夫は地震の直後に愛人のもとへ行き、姑もその存在を認(rèn)めていたのだった。離婚を決意した希美子は、両親や妹たちに支えられ再出発をはかる。やがて、學(xué)生時代に知り合った老婦人、毛利カナ江から奧飛騨の広大な森と山荘を相続し、息子二人と移り住むことに。  現(xiàn)代に希望の光を與える大作。