「闘う者たちの崇高な魂がここにある」―世界制覇を夢み、ひたすら突き進んだチンギス汗は、一二二七年、六十六歳でこの世を去る。彼の遺志を継いだ蒼き狼たち。五代目フビライが目指したのは、海の彼方日本であった…?!傅丐喂?、海盡きるところまで」を求めた男たちの苛烈な生き様を、夢破れ戦場に散った者たちへの鎮(zhèn)魂を込めて描き切った、森村歴史小説の最高峰、遂に文庫化。